自由な働き方ができるフリーランスに憧れつつ、勇気が持てず迷っている方も多いのではないでしょうか?
今回お話を伺ったのは、未来を見据えた会社の制度変更によりフリーランスとなった株式会社 美京都に所属する有馬華香さん。
きゃりーぱみゅぱみゅの追っかけ経験から、仕事もプライベートも全力で向き合う力がつき、とても充実していると言う有馬さん。フリーランスとして活躍するための秘訣とは?PRライターのKonishi Hiromiが取材してきました!
自分と向き合い、正直でいることがフリーランスを楽しむコツ
───まずはフリーランスになったきっかけを教えていただけますか?
有馬華香(以下、有馬):フリーランスになったきっかけは、今所属している株式会社美京都の制度変更によるものです。
「バリューワーカー」になるというのが美京都の目指す方向で、それぞれが自立して社会に対してバリューを発揮できる人材であろうという考えです。それによって社員からフリーランスに切り替わりました。
美京都に所属する前は福岡にいました。でも、旦那さんが関西に住んでいたので移住しようと思っていることを、Facebookに投稿したんです。すると、大学時代に知り合った兵庫の経営者の方が声をかけてくださり、働かせてもらうことになりました。
その後、京都へ行くことになり退職を決めました。そのころ知り合った方に「会社を辞めて京都に行くんです」と話したところ、株式会社 美京都の社長 中馬一登さんを紹介してくださりました。
一登さんにお会いしてみて「新しい働き方や組織の在り方を追求したい」という想いに共感したんです。それに「京都でテッペン取りたい」という志も響きました。
そして、今にいたります。ありのままの自分の思いを隠さずに正直に話すことで、次へのチャンスにつながるんだと実感しています。
───フリーランスになることに不安はなかったのでしょうか?
有馬:もし、家族や仲間といった安心できる場所がなかったら不安になっていたかもしれませんが、私にはそれがあったので不安はなかったです。
困ったときに絶対に助けてくれるような、安心できる環境がたくさんあればあるほど、フリーランスの不安要素は減らせると思います。なので、私はさまざまなコミュニティに所属して、自分を認めてくれる場所を増やしています。
あと、私は毎日を楽しむために、「私の笑顔で周りの人を笑顔にする」という自分の軸を大切にしています。新しいものにふれたり、いろんな人に会って、たくさん刺激をもらうので、私の笑顔の材料も日々変わっていくんです。
だから、不安があるなら、しっかり自分と向き合うことで不安要素を見つけて、自分が笑顔になれるように軌道修正していけば、いつも楽しい状態で過ごすことができると思います。
自分の価値に合う仕事えらびで、活躍の場はひろがっていく
───フリーランスとして、美京都でどんなお仕事をされているのですか?
有馬:いくつか事業があるのですが、私は若者のキャリア支援をしています。今でこそ不自由のない環境にいますが、過去には自分の言動が理解されず異端児扱いされたこともあったんです。
でも、「他人は自分が思っているほど人への興味はない」という話を耳にして、誹謗中傷の声に思い悩むより、私のことを好きと言ってくれる人との時間を大切にする方が有意義だと気づいて、周りの目が気にならなくなりました。でも、自己肯定感が低いとこれがとても難しいんです。
こういうことで自分の思いにフタをしてしまっている子を開放してあげるのが得意で、そういう子の思いを引き出し、一緒にカタチにしていくことで夢を叶えられるような支援を美京都ではしています。
自分の経験を価値として提供できるところを見つけておくことで、フリーランスとして活躍できる場もひろがります。
───正社員からフリーランスになったことで、どんなメリットがありますか?
有馬:美京都にはずっと変わらない働き方の特徴があって、1つめは出勤義務がないこと、2つめはいつどこで誰と働くという報告義務がないこと、3つめは給与を自分で決められること。
半期ごとに、全員の前で自分の関わる仕事についてプレゼンし、全員で質疑応答し、全員が納得した時点で給与が決まります。
しかし、これらの特徴があっても、社員だといろいろな制限があるので働き方や給与面などに限界があります。でも、フリーランスになったことで制限が緩和され、より一層自由に働けるようになったことは大きなメリットですね。
仕事のやり方も、複数あるプロジェクトの中から自分が価値を提供できるものに参加するか、自分でアイデアを形にしていくか選べる仕組みになっているので、自分に合う仕事を選ぶことで、自分の個性も価値として提供できます。
フリーランスになったからこそ、常に挑戦する姿勢がなければ仕事はつづかないので、自己成長する場が増えたというのもメリットですね。
自分の気持ちに正直でいることが、フリーランスへの近道になる
───フリーランスとして、心がけていることはなんでしょう?
有馬:1つめは、いつも自分のことを正直に話すことです。やりたいことを口に出すことで、その言葉を誰かがひろって次につなげてくれたり、応援してくれる人に出会えます。
2つめは、好きなことや人を大切にすることです。きゃりーちゃんを5年間ずっと「好きだから」追いかけていたけれど、気が付いたら大切な人や学びを得られていたんです。この経験は、私の自信にもなっています。
だから、旦那さんを追いかけて関西への移住を決意したときも、大学時代に知り合った経営者の方からお声がけ頂いたときも、美京都を紹介いただいたときも、不安に感じることなく、その環境に飛び込んでいくことができました。
自分のやりたいことを言葉にし、「好き」を大切にすることで、フリーランスの道はどんどん開けていきますよ。
───最後にフリーランスになりたい方へアドバイスをお願いします!
有馬:自分の気持ちに正直に行動して、後悔のないようにしていくことですね。
私は、母からの教えもあって、幼い頃からなんでも自分で選択するのが当たり前の中で、学生時代に「明日、人生を終えるかもしれない。だから悔いなく毎日を生きないといけない。」という話を聞きました。
自分で選んでないのに人生が終わるなんて絶対に後悔する!と思って、これを聞いてから、もっと自分の気持ちに正直に行動するようになりました。
そうしていたら、きゃりーちゃんだったり、旦那さんだったり今の仕事だったりと、これだ!と思える、夢中になれるものが見つかったんですよね。
やりたいことがまだ見つかってない人や、はじめの1歩をどう踏み出せば良いかわからない人もいると思うんです。そんな人は、自分が信頼している人からのイベントやセミナー、コミュニティ参加のお誘いなどに、ぜひ応えてみてください。
誘ってくれるということは、必ずあなたにとってプラスになる何かしらの意味があるはず。きっとそこから道がひらけると思いますよ!
インタビューを終えて
今回インタビューを担当させていただいたPRライターのKonishi Hiromiです。
株式会社 美京都さんの制度変更は、自分らしさを大切にして働くためには、すごく自然なことであり、これから先、こういう企業が増えていくと思いました。
有馬さんは、すごくインパクトのあるキャリアを歩んでいらっしゃる方だったので、自分も同じようにできるだろうか?と、思っていましたが、お話を聞かせていただくと、すぐに実践できるシンプルなものだったので、私も自分に正直になって、納得のいくキャリアを築いていきたいと思います!
(取材・執筆:PRライター Konishi Hiromi / 編集:PRライター 吉川実久・PRライター 井澤久美子)
関連情報
株式会社美京都
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