地方でフリーランスとして生きること

フリーランスに必要な「信じ切れる人、モノ、事との出会い」

私は、人よりも不安が強い気がします。
だから、できるだけ前倒しで仕事を進めることを好むのかもしれません。

絶対に休めない仕事の日は、子どもたちが体調を崩しても何とかなるように準備をしています。準備ができないときは、何かあったら仕事を休まないといけない旨を伝え、了承をもらえれば仕事を受注。

そうしないと落ち着かないのです。

こうした自分の性格を考えると、フリーランスよりも、代わってもらえる同僚がいる会社員のほうが向いているのではないかと思うことも多々あります。

 

不安が強いのにフリーランスになれた理由

そんな私がフリーランスになれたのは、信じ切れるクライアントに出会ったからです。

転勤のある人と結婚をして、どうやって働き続けるか悩んでいたときに出会いました。
出会った瞬間、目の前がパーッと明るくなったのを覚えています。
「こうなりたい」という想いも溢れてきました。

未来のことは誰にも分かりません。
だから本当は、安心なものなど存在しないのでしょう。

会社員の方が安心と言う人もいれば、フリーランス最高!と言う人もいます。
どちらが正解ということではないのです。
何を信じているか、それだけの違いのように思います。

だから私は知識を得て、自分は何を信じて生きていくのか精一杯考えるのです。
それが世間の声ではなく、自分の正直な気持ちであれば、心穏やかに過ごせると思っています。

信じ切れる出会いは原動力になる

信じ切れる人・モノ・事との出会いは、安心感を生み出すのと同時に、恐ろしいほどの原動力にもなります。

例えば、新しく知識を身に付けたいと思ったとき。
この勉強をしたらスキルが身に付くと思えるか、信じ切れるかが、勉強を続けられるかどうかの肝となります。「本当に大丈夫かな」「他にもっといい方法があるのでは」「こんな知識を身に付けても役に立たないのでは」……、そんな気持ちが生まれると、続けられません。

フリーランスは、スキルアップしたいときに周囲からの強制力が働きにくいです。
だから信じ切れる人・モノ・事との出会いが、ものすごく大事で、信じ切れた人が目標を達成できるように思います。

会社を辞めてフリーランスになってみたいけど、不安で踏み出せないという方。
それは信じ切れる人、モノ、事に出会っていないからかもしれません。

だからと言って、焦る必要はなく、今はタイミングを待っている状態と考えてみてはいかがでしょうか。
信じ切れる何かに出会えたとき、新たな一歩を踏み出せると思います。

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奥地 美涼

都会で働くキャリアウーマンを夢見て東京の大学院に行ったものの、企業に就職することなく、2005年から故郷である鹿児島でフリーランスという形で仕事をしています。地方に住みながらも約7割のお客様は関東の会社です。ライター業からスタートして、今はWeb関連の業務を主に担当しています。仕事に関するご相談は、HPの「実績&お問い合わせ」、あるいはTwitterのDMよりご連絡をください。

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