※本記事は #ninoyaTV – 033「Yahoo! 広告停止でも話題になった記事LPとは?」をもとに、読みやすく編集を加えた記事です。
亀田:皆さんこんにちは。ninoyaTV司会の亀田です。
古越:古越です。
亀田:本日もよろしくお願いします。この番組では、皆さまからお寄せいただいたWebマーケティングのご質問にお答えしております。本日もご相談をいただいております。
Yahoo! 広告停止でも話題になった記事LPとは?
小さな会社が広告費をかけずにコンテンツマーケティングで集客をするのは理想ではありますが、実際には相当なリソースが要るように思います。もう少し小さなリソースでも取り組める、広告以外の施策はあるのでしょうか。
古越:鋭いご指摘ですね。
亀田:リソースかかりますか?
古越:ある程度はかかってきますね。この場合、広告を回すのも一手だと思うのですが、コンテンツ集客と広告集客の折衷案もあるので、今日はそのお話をしていきたいと思います。
ポイント1 Yahoo! 広告のアフィリエイトサイト出稿停止
古越:ところで、先日Yahoo! さんがアフィリエイトサイトの広告出稿を禁止しましたが、ご存じでしょうか?
亀田:初耳です。
古越:業界内でしか話題になっていないかもしれませんね。なぜNGになったのか分かりますか?
亀田:アフィリエイトサイトについては、先日の放送で習いましたよね。グレーな訴求をしているとか。
古越:受注を取るために、かなりギリギリのところで攻めているサイトさんが多かったので、一斉にNGにしようとYahoo! さんも舵を切ったということです。一方で、それだけ広告を出しているサイトがたくさんあったということは、受注が多いということですね。どういうサイトが出稿していたと思いますか?
亀田:何でしょう、すごく売れるLPとかですか?
古越:今回禁止になったのはLPそのものではなく、LPに送客しているアフィリエイターさんの、記事LPといわれるサイトです。
ポイント2 記事LPの有用性
古越:では亀田さん、「記事LP」ってどんなサイトでしょうか?
亀田:それは分かります。記事っぽく構成したLPですね。
古越:そうです。これを、なぜYahoo! に出稿するとお客さんが取れると思いますか?
亀田:Yahoo! に来る人が多いから、ではないですよね。
古越:そこも一つの側面ですが、記事LPは、Yahoo! のトップページの上のほうに出ているバナーではなく、少し小さい広告なんです。この広告がある場所って想像つきますか? 例えばYahoo! ニュースのところに出ていたりするのですが。
亀田:あ、あそこにありますよね、関連ニュースに混じって。○カ月でこんなにやせたとか。
古越:正解です! ニュースの下のほうに「魔法のようにやせられる」みたいなタイトルがあったりしますよね。これはインフィード広告といいまして、記事LPを出稿している広告の一つなんです。記事LPが有効な施策である理由として、比較対象がないという点があります。
亀田:比較対象がないんですか。
古越:例えばさっきの例でいうと、亀田さんがやせ方を検索されたとして、「○カ月でこんなにやせます」みたいな記事が、Googleとかでずらりと並んでいたらどう思いますか?
亀田:いくつか見比べて、「こんなに簡単にやせないよなー」と思います。
古越:そう、見比べますよね。ところが、インフィード広告をクリックして入っていくと、ホームに飛ぶだけ。ロゴの部分をクリックしても写真をクリックしても何も動作しなくて、押せるのはホームに向かうボタンだけなんです。
記事LPの強みは、手元ですぐに比較されないこと。記事の詳細な読み比べの動線を徹底的に塞いでいるんです。そうして、一撃必殺のエモーショナルな文章で読んだ人の心を揺さぶって、安価なサンプルの購入まで一気に進んでもらうんですよ。
そういった効果を高めるために、例えばビフォーアフターだという写真を並べたり、あとは「メディアに出ました」と、みんながしゃべっている写真をまことしやかに並べたり、何か怪しい記事LPがあったということですね。
亀田:それが行き過ぎてYahoo! が舵を切ったということですか。
古越:そのとおりです。
ポイント3 100のコンテンツよりも1のコンテンツが勝つことも
古越:ここまでは前段の話ですが、売上を上げるために、何も大量のコンテンツを作らなくても、一撃必殺の1本を用意してこれをもとに広告を回すのでも構わないというのが今回の回答です。
亀田:言われてみればそうですよね。
古越:何も、たくさんの記事を作りためて今か今かと成果を待たなくても、1本記事を書いて薄く広告を当てれば、少なくともその記事で効果が出るかどうか、すぐ分かるはずなんです。
ただ、いきなり当たりの記事は作れないので、反応を見ながら、表題を変えようかとか、ビジュアルを変えようかとか、試している間にちょっとずつ数字を上げていくこともできます。そして閾値を超えたタイミングでドンと広告を出してもらうと、ぎゅっと持ち上がってきます。
あとは、同じ記事LPを出し続けると飽きるので、広告や記事の要素に少しずつバリエーションをつけることも大事です。こういうのがいわゆる記事LPの集客方法ですね。
亀田:たくさんの記事を作るだけではなく、自信のある1つの記事をもとに運用するという方法ですね。
古越:そのとおりです。
亀田:本日もお送りしてまいりましたninoyaTV、参考になった方はぜひ「いいね」ボタンをクリックしてください。感想はSNSで「#ninoyaTV」までご投稿ください。お待ちしております。
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