原稿を書けば書くほど、自分の未熟さが嫌になります。
頭や心にある書きたいこと、伝えたい想いが、7割ぐらいしか言語化できていないと感じるのです。想いと文章との差を縮めたい、埋めたい、日々そんな気持ちと葛藤しています。
この気持ちこそが、スキルアップへの原動力ではあるのですが、少し頑張る方向性を広げてみようと考えています。
美味しい料理を食べるためにやっている方法は?
私は美味しいものを食べるのが好きです。家族全員の共通の趣味と言ってもいいかもしれません。だから、毎日美味しい料理を用意できたら、家族みんながすごく幸せになれると本気で思っています。
それならば、料理の腕を磨く方向にいっても良さそうなものですが、実際は全く別の方向です。
私が実際にやっているのは、
・美味しい食材を調達する
・調味料は高くても質が良いと思うものを購入する
・レモンやネギ、薬味を欠かさない
・美味しい料理を出してくれる店に行く
・美味しいものを買ってくる
など。
深く考えてこのような行動をとっているわけではなく、いつの間にかこうなっていました。どれも費用がかかりますし、残念ながら私の料理の腕は向上しないでしょう。
それでも幸せだなと感じる料理が用意でき、そこそこ満足しています。
この方法だけでは一流にはなれませんが、料理の完成度を挙げる方法の一つではありますね。
知識の詰め込みだけでは限界がある
私は、勉強を続け、多くの知識を得ることに貪欲な方だと思います。これがライターとして働き続けるために欠かせないことだと考えていました。
でも、これだけではダメなのかもしれません。
どんなに一流の料理人であっても、しなびた野菜では最高の料理には仕上がらないでしょう。
私は、「良いライターってどんな人だろう?」とよく考えるのですが、まだ明確な答えを持っていません。
書く文章は普通であっても、あっと驚くような人脈があり、そういう人にインタビューができるなら、その人は仕事に困ることはないように思います。
困ったときに頼みたい相手というのも、すごい文章を書く人とは限りません。もちろん最低限の質が担保できるという前提ではありますが、人となりや仕事の進め方、信頼関係などが大きく影響しているように感じます。
また不思議なのですが、ディレクターをやっていると、スキル的にはもう一歩と正直感じても、応援したくなる相手もいます。キラッと輝く何かを持っている人は魅力的ですね。
私は努力した後に得られる成果が好きです。
一生懸命頑張ったと思える仕事でお金をもらえることに充実感を感じます。
だから質を追求し、知識を増やす努力を止めることはないと思いますが、それだけではないプラスαの部分をもっと磨きたいです。
それが今、目の前にある壁を崩す、きっかけになればと思います。