地方でフリーランスとして生きること

フリーランスの仕事探しに近道はなし

ここ数年ほど、「仕事を紹介して」と言われることが増えました。

もちろん合いそうな相手がいればご紹介はするのですが、正直、難しいなと思うこともしばしば……。

人間的に素晴らしい人であっても、実力が分からなかったり、スキル的に紹介はしにくいなと思ったり。そして紹介した後も、大丈夫だったかなと、ぐじぐじと考えてしまいます。

私ももっと仕事が欲しいと思っていた時期がありましたので、仕事を探す気持ちは分かります。ただ、14年半仕事をしてきて思うのは、「フリーランスの仕事探しに近道はない」ということ。

目の前の仕事を精一杯やると、そこからご縁が生まれ、仕事につながっていきます。

いくつか、仕事が広がった経験をご紹介します。

 

担当者の異動に伴い仕事が増加

担当者が転職をしたり、異動になったりしたときに、新天地で発生した業務をご依頼いただいたことが何度かありました。

もともとの業務は担当者が変わるものの継続しますので、私個人としては仕事が増えるという嬉しい結果に!

仕事を通して信頼関係が築けると、業務自体が終わってしまっても、数年後に突然ご連絡いただくなど、長く関係が続くものです。
自分の実力を知っていただいたうえで、こうして声を掛けてくださるのは光栄ですし、関係が既にできているので業務に集中しやすく安心して仕事ができます。

また信頼関係ができている相手から、未経験の分野の仕事を依頼されたこともありました。当然、そこは正直に話をするのですが、それでも「やってみないか」と背中を押していただき、私に足りない部分のサポート体制を整えてくれたことも。仕事という場で新たな挑戦をさせていただけるのはありがたいことです。

グループ会社への紹介

私が仕事を受けるかどうかは、基本的に「仕事の内容がやりたいか/やりたくないか」だけなので、会社の規模は考えていないのですが、振り返ってみるとグループ会社がいくつもあるようなクライアントで、担当者が要職に就いている場合、関係している会社の業務をご紹介いただくことが多いです。

積極的に人を探している場合でなくても、「そういえば、あそこのWebサイトもどうにかしたいんだよね。どう?」という軽い感じの相談から始まることがほとんど。類似業務で急ぎではないことが多いので、私としてはスケジュールの調整がしやすく、受託しやすい仕事の一つです。

付き合いのあるクライアントから他の案件のご依頼

一番多いのが、お付き合いのあるクライアントからの他の案件のご依頼。

なかには営業段階でご相談いただき、見積書を一緒に作ることも。営業段階なので受託できなければ、売上にはつながらないのですが、プロジェクトの企画段階からかかわれることが多く、やりがいがあります。

普段から何かと話をする機会が多いので、こんなことやりたい!といった話をすることがあるのも、こうしたクライアントです。

頑張るのは関係作り以上に仕事

結局のところ、良い信頼関係が築けたクライアントとは、長いお付き合いになります。

良い信頼関係というと、コミュニケーションを重視した方がいいと考える人もいるかもしれませんが、頑張るのはあくまでも仕事です。

雑談も含めてよく話をするクライアントもいれば、9割以上仕事の話しかしない相手もいます。私は鹿児島に住んでいますので、お会いしたことがないクライアントの方が多いです。

それでも、「良い仕事ができれば、次につながる」というのが実感です。
人と人とのつながり以外にも、良い仕事ができれば、記事の記名から検索いただき、新たな問合せにつながることもありますね。

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奥地 美涼

都会で働くキャリアウーマンを夢見て東京の大学院に行ったものの、企業に就職することなく、2005年から故郷である鹿児島でフリーランスという形で仕事をしています。地方に住みながらも約7割のお客様は関東の会社です。ライター業からスタートして、今はWeb関連の業務を主に担当しています。仕事に関するご相談は、HPの「実績&お問い合わせ」、あるいはTwitterのDMよりご連絡をください。

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