はじめまして。itty selection(以下is)執行役員の山崎春奈です。
私は会社員をしながら、約3年前から複業としてisでPRプランナー・PRライターのお仕事をしてきました。今、フリーランスになれるほどお仕事依頼をいただくのですが、あえて複業家をつきつめる道を追求しています。
そんな複業キャリアを歩んでいると、
「本業とのバランスは?」「睡眠・休暇がなくなるのでは?」
「どうやって複業はじめたの?」「複業してよかったことは?」
など、複業についてのご質問をいただくことが多くありました。
フリーランスへの準備としても、複業についてもっと知ってもらいたい。そう思い、連載としてこちらでお伝えさせていただきます。
向いていることがわからなくても、まずは行動して、チャンスに出会おう
私は、もともと複業を目的として仕事を探していたわけではありませんでした。
自分個人の価値を高めたいという想いが強くあって、手段はわからないなかでしたが、会社員以外の選択肢を模索するようになりました。
最初は、自分になにが向いているのか、どうしたら自分のスキルや経験が高められるのかを知るため、いろんなジャンルの勉強会やイベントに足を運ぶようにしていました。そのなかで、isの代表かみむらゆいさんに出会い、PRライターのお仕事に携わらせていただくことに。
私はPRもライティングも未経験だったので、できるかどうか自信はなかったです。でも、ゆいさんから「きっと向いているから」と声をかけていただき、「まずはやってみよう」と思い、複業キャリアがスタートしました。
複業だからこそ、思いきって興味のある分野にチャレンジできる
実際に複業を経験して、メリットをたくさん感じていますが、特に大きかったのは「自分の好きなことに、お仕事として携われるようになったこと」です。
複業での記事制作やイベント運営をつうじて、イベント後に参加者の方からお礼のメッセージをいただいたり、自分が書いた記事を読んで行動する勇気がでたと感想をいただけて、とてもうれしい経験が何度もありました。
複業での活動によって、キャリアに悩んでいる人の背中を押すことができると実感するようになりました。私はもともと、「誰かの人生に向きあいたい」「キャリア支援にかかわりたい」という想いがありました。
複業だからこそ、いきなり転職や独立をしなくとも、こうして自分の興味関心があることにチャレンジできるんです。
なんのために複業をやるのか。目標を見つけることが、複業をつづけるコツ
複業のメリットをお伝えしましたが、デメリットはないのか。私は、デメリットというほどのことは感じていません。ただ、人によっては、複業を「つづける」ことに苦労する人もいるかもしれません。
なぜなら、複業は、やらなくても生きていけるものですよね。本業の収入で生活できる人がほとんどだと思うので。
そうなると、なんのために複業をやっているのか、複業をつづけた先に何を目指しているのか、目標を見つけることが大事です。もちろん最初からハッキリした目標が定まっていなくてもいいと思いますが。
私の場合は、複業をはじめて1年ぐらいしてから、「この複業をつづけたら、フリーランスや起業を選べるようになる」と少しずつ実感するようになったんです。
そのおかげで、複業にかけている時間に価値がある、将来への投資だと納得しながらつづけることができました。
個人のチカラを磨ける複業は、フリーランスや起業の準備になる
複業をつづけると、フリーランスや独立というステップアップも見えてきます。
なぜなら、複業は会社員以上に「あなたにお仕事をお任せしたい」と思われるかが大切なんです。そうでなければ、お仕事を継続してご依頼いただくことはできないですよね。
これは、フリーランスや経営者なら当たり前のこと。だから、複業は、個人で仕事をするために必要なチカラを磨く準備期間になるんです。
私は「納期を守る」「丁寧で素早い返信をする」といったことを本業でも複業でも大事にしてきました。
当たり前のことを、当たり前にやる。複業をするようになってからは、そういった小さな積み重ねや、仕事への姿勢が、自分への信頼につながると実感しています。
複業しているときに、個人としての価値を磨くことを意識しておくと、フリーランスや起業をしてからも、お仕事をご一緒する方々との信頼関係を構築しやすくなりますからね。
複業は、自分の名前で仕事をする実践になりますし、本業ではできないことに挑戦するチャンスにもなりますよ!
(執筆:山崎春奈 / 編集協力:PRライター Madoka Maeda)