こんにちは。itty selection Inc.執行役員の山崎春奈です。
itty selectionは、東京・ニューヨーク・ハワイの企業のPRをサポートする会社で、複業として関わっています。本業はドイツ系自動車部品メーカーでの営業管理のマネジメントです。
フリーランスを目指して、まずは複業をはじめてみたい、ちょっと気になっている。そんなとき、事前に準備できることがあれば知りたいと思いますよね。
・複業をはじめる前にやっておくことは?
・自分に向いている複業を選ぶコツは?
・みんな、何が目的で複業しているの?
今回は、複業をする前の準備や心がまえについてお伝えします。
フリーランスに向けての複業。ロールモデルを見つければ、複業がもっと身近に
複業をしたいと思う方の目的は、大きく分けると3つあると、私は考えています。
・スキルアップ
・お小遣い稼ぎ、副収入
・フリーランスや独立への準備
なかでも、私たちのように、フリーランス・独立への準備をしたいという場合には、自分が進もうとしているキャリアに近いロールモデルを探すことがおすすめです。
複業をしたいけれど何をしたらいいのかわからない……という方も多いのですが、それは「複業をしたら自分がどうなるのか?」がイメージできないからだと思います。それなら、イベントなどに足を運んで、複業を実践している人の話を聞きにいってみてほしいです。
私が複業をスタートした3年前は、そこまで複業を経験している人は多くなかったですが、いまならロールモデルも見つけやすくなってきています。
私自身も、代表のゆいさんをはじめ、フリーランスでitty selection.Incに所属する人たちとともに過ごすなかで、ワークスタイルをイメージすることができたから、今があります。
複業をやってみて向き不向きを確かめる。あとで軌道修正してもいい
私は、会社員として転職を2回したのち、会社員以外の選択肢も視野に入れていました。ただ、いきなり独立する前に、自分のスキル・経験値を高めようと思い、複業という働き方にたどりつきました。
私の場合は、「副収入を稼ぎたい」という気持ちは強くなかったので、「収入よりも、自分の成長」を実感できる経験をしたかったんです。なので、報酬や仕事の条件以上に、どんな環境で、どんな人たちと仕事をするのかを重視していました。
そういった相性は、やってみないとわからないことも多いですが、自分が大切にしたい価値観や尊敬できる人物像などを普段から考えていれば、失敗も少なくなるのではないでしょうか。
事前の準備をしっかりしてから複業をしたいと思うかもしれませんが、やってみて、どうしても自分には合わないと感じたら軌道修正してもいいと思いますよ。
ただ、フリーランスになりたいなら、誠実に仕事に向き合わなければ発注がつづくことはありませんよね。新しいことを始めるときは、誰でも負荷がかかるもの。所属先に相談をしながら、本業と調整しつつ、まずは半年ほどつづけることをおすすめします。
報酬や勤務条件だけで決めず、実績をつめる環境を選ぼう
私はPRもライティングも未経験で、PRライターの複業をはじめました。
最初から、自分にはこれが向いていると思っていたわけではなく、代表のゆいさんから「きっと向いているよ」と言っていただき、やっていくうちに少しずつ「やっぱり向いている」と、気づいていきました。そうして経験していくうちに、複業も1つのキャリアとして誇れるものにしようという気持ちが強くなっていったんです。
みなさんが、将来的にはフリーランスや独立も考えているなら、その複業でどんな実績が積めるのか、複業先の企業の信頼性は高いかどうかも意識することが大切です。なぜなら、フリーランスになるときに、過去にどこでどんな実績を積んできたのかが自分の信頼につながるからです。
たとえば私の場合、PR会社として信頼と実績のあるitty selection.Incで、PRライターとしてのクレジットをためさせていただけたので、はじめてお仕事をご一緒する方にも安心していただけています。
報酬や勤務条件だけで決めずに、信頼ある実績をつめる、成長を感じられる環境を選ぶのが、複業をつづけ、フリーランスにステップアップしていくポイント。
もちろん、複業をはじめる前に、本業の勤務先に相談することも忘れずに。本業の会社で複業が歓迎されないなら、無給のアシスタントやインターン、ボランティアではじめることもできると思います。
せっかく自分の時間とエネルギーを複業に使うなら、ぜひ、将来のキャリアに活きる複業を選んでくださいね。
(執筆:山崎春奈 / 編集協力:PRライター Konishi Hiromi)