こんにちは。itty seleciton Inc.執行役員の山崎春奈です。
複業キャリアを3年つづけてきて、今ではフリーランスになれるほどのお仕事依頼をいただいています。
でも、複業が注目されているものの、まだまだ、私のような複業キャリアを歩んでいる人は少ないんです。そこで、今はあえて自分が複業家としてのキャリアに力を入れています。
今回は、複業をつづけた先が気になる方へ、「複業をはじめてからの変化」についてお伝えします。
本業も複業も「自分ごと」として捉えると、相乗効果がうまれる
私は複業をはじめて半年から1年ぐらいたったころ、本業と複業で相乗効果がうまれることに気づきました。本業ではドイツ系自動車部品メーカーに勤務し、日本法人の営業管理のマネジメント職を務めています。
グローバルで何十万人という社員がおり、生産工場も世界各国にある、大規模な企業なので、大きな組織の一員として仕事をしています。
一方、複業としてのitty selecitonはPR会社ですが、会社に雇用されているわけではないので、個人事業主のような感覚に近いんです。itty selecitonがそれぞれの個性や自発性を重んじる文化であることからも、自分に何ができるかを考える機会が増えていきました。
そのため、複業を経験するようになってから、本業でも「もし自分がこの会社のトップだったらどうするんだろう?」と、経営視点で考えることが増えました。
つまり、本業の仕事でも「自分ごと」として捉える意識が強くなったということ。そのおかげもあって、本業でマネジメント職までを任されるようになったんです。
与えられたタスクをこなすだけでなく、「どうしたら自分の価値がより発揮できるか」を考えると、本業と複業それぞれが好影響を与えあうようになりますよ。
本業と違う仕事でも、複業が自分を磨くチャンスになる
まだフリーランスで何をするかはっきり決まっていないから、複業でどんな仕事を選べばいいのか迷う人も多いと思います。
私はPRライターを複業ではじめましたが、これは、本業とはまったく関連のない仕事なんです。本業とは違う業界・職種ですが、自分の興味関心とつながることを複業でやっています。
私は人のキャリアや組織に向き合うことへの興味が強いのですが、PRライターのお仕事をつうじて、人や組織の成長をサポートできると感じるようになりました。
PRライターは、文章を書くだけの仕事に見えるかもしれないですが、PR視点で書けるようになったことで、たった1つの記事でも人の心が動いたり、人生の変化のキッカケになれると知りました。
itty selecitonでの複業をつうじて、「私はやっぱり人や組織に向きあうのが好きだ」と気づきました。その想いが強くなって、本業で、採用活動に携わらせてほしいと上司に申しでたことがあって。それを機に、いまでは、部の採用活動にも関わらせてもらっています。
本業とは違う仕事を複業でチャレンジすると、思わぬところで本業と複業がつながって、新たな自分の強みを発見することもできるかもしれません。
複業を1〜3年つづければ、フリーランスになれる
複業をはじめる前は、自分にできるのか、経験が浅いけど大丈夫かと、不安も感じますよね。でも、言ってみたら意外と話が進んだ、やってみたら意外と楽しかった。そんなことって、たくさんあると思うんです。試してみる前から判断するのはもったいない。
複業も、いろんな種類・形態があるので、自分にはどれが合っているのか、試してみてほしいです。複業も会社員の仕事も、やってすぐに結果がでないこともありますし、その仕事のやりがいや価値に気づくのに時間がかかることもありますよね。
私の場合、複業をはじめてから、どれぐらいの期間で、どんな変化を感じてきたかというと、
・半年〜1年で、自分に合っているかどうかがわかる
・1年〜2年で、本業との相乗効果がうまれる
・3年たつころには、フリーランスや独立の選択肢を選べる状態になる
itty selecitonには、所属して1年以内にフリーランスになった人もいます。ペースは人それぞれですが、いい組織を選べば3年もすれば確実にフリーランスになれると思います。
これからフリーランスのステップとして複業をする方には、まず経験してつづけてみて、変化を感じていってほしいです。変化を感じるようになると、ますます複業がおもしろくなっていきますよ!
(執筆:山崎春奈 / 編集協力:PRライター 大谷佳菜子)