地方でフリーランスとして生きること

フリーランスを長く続けたい!だから休むことを真剣に考える

自宅で 一人で働くフリーランスは、プライベートと仕事の距離が近い。仕事をしている最中に子どもが帰ってきます。いつも笑顔で迎えられたらと思いますが、現実は 思い通りにはいきません。

仕事中は一人ということもあり、余計に感情が表情に出ます。嬉しくて喜びを抑えられないときもあれば、不機嫌になるときも、凹むこともあります。そしてプレッシャーに押しつぶされそうなときも。それを私は隠しきれていないでしょう。

今年はワンオペ育児となり、フォローしてくれる大人が不在に。そんなこともあり、自分がいかに安定した心で過ごせるかということを本気で考えた1年になりました。

何が正解かは正直分かりません。でも、3つこれは良かったと思うものがありましたので、ご紹介します。

 

1.よく寝る

よく寝ていれば、自分は機嫌良くいられるかというと、必ずしもそうではありませんが、寝不足は機嫌の悪さに直結。身体の疲れ以上に、物事をネガティブに受け取りやすくなります。

そのことに気付いてからは、子どもよりも先に寝ることのほうが増えました。

21時に次女と三女と一緒に眠り、長女が塾から帰宅する頃に起きます。そして「お帰り」と声を掛けて、再度寝る生活(たまに起きている日も)。

朝は6時に目覚ましをかけています。とはいえ、ほぼそれ以前に目は覚め、スッキリしない日は6時まで布団の中でゴロゴロ。気持ちよく目覚めた日は録画しておいたドラマを観ながらお茶を飲んだり、本を読んだり、洗濯物を畳んだり、掃除をしたり、ゆっくり過ごします。昼間も疲れを感じたら、布団で少し昼寝を!

これだけで、だいぶポジティブでいられるようになってきたように思います。

2.心の声をよく聞き、積極的に休む

睡眠と同様、これも当たり前のことですが、ちょっとゆっくりしたいなと思ったら、積極的に休みます。

最近の私の場合は、朝、子どもたちを送り出した後に、1時間ほど録画しておいたドラマを観ながら、カーペットに横になりストレッチをするのが日課。朝は生産性が高く、すごく貴重な時間なのですが、それでも心の声を優先します。ここでのポイントは、仕事のモチベーションがあがるようなドラマを選ぶこと。今のブームは「グランメゾン東京」。丁寧な仕事ぶりなど共感する点が多いのでお気に入りです。

昼食も自分の気分に合わせて決めます。ランチに出掛ける日もあれば、家でトーストとスープを食べ、朝と同様にカーペットの上でストレッチをする日も。ランチに出掛ける日が多いと、以前は無駄使いかな、自分だけこんなに贅沢していいのかなと後ろめたい気持ちになっていましたが、今は「その分、仕事を頑張ればいい」と考えが変わりました。

来年は毎月平日に1日は休みを作ることが目標です。

3.自分を苦しめているのは、マイルールだと知る

子育てに正解はありません。そんな中で、私の場合は自分が母親にしてもらったことを、やろうとしていました。毎日手作りの食事を用意して、学校行事には全て参加して、子どもたちと遊ぶ時間を確保してという感じに。

そしてそれができないと、苦しくなっていました。

それがワンオペ育児になり、手がまわらない……。いや、頑張れば物理的なことはできるのですが、心穏やかにはいられなかったのです。

それで子どもの習い事があり帰りが遅くなる金曜日は、モスバーガーの日と決めて、夕飯を作ることをやめました。これがすごく今のわが家には合っています。子どもたちは一週間の打ち上げのような感じで、朝からウキウキ。食事中も笑顔でよく話をしてくれます。私は、「忙しくて夕食が作れなかった」というのとは違い、罪悪感もなく、開放感でいっぱいです。

金曜日以外の日も手作りの夕食が作れないことがあっても、何かしら食べるものが用意できていればOKとし、そのかわり朝食を少し豪華にすることでバランスをとっています。

休日はどこかに出掛けなければと思っていましたが、子どもたちとカーペットの上でゴロゴロしながら各自好きなことをしたり、話をしたり。そんな時間も楽しいことに気付きました。

結局のところ、自分を苦しめていたのは、無意識のうちに自分で作っていたルールなのですよね。そのことに気付いたら、「これ無理してでもやらないといけないこと?」と自分で疑えるようになり、楽になりました。

最後に

いつの間にかフリーランスとして仕事をして14年半以上の月日が過ぎました。仕事があまりなかった時期、ストイックに仕事をしていた時期、燃え尽き気味だった時期もあります。

そうした経験を経て、今が一番フリーランスとして働く時間が楽しいです。

だからこそ、気を付けないとついつい睡眠時間を削ってしまう日も……。でもそれをすると必ず反動がきます。体力で乗り切れない年齢になったのだなと、ちょっと寂しくもありますが、それも現実で付き合っていくしかないのです。

できれば一日でも長く仕事を続けていきたい。だからこそ、身体も心も健康でいられるよう、いかに休むか、幸せに働き続けるかを真剣に考えています。

昔なら、いかに安定して仕事を得られるようにするかばかり考えていたのに、今は休むことを真剣に考えるとは……。真逆のことのようですが、長く働き続けたいなら、セットで考えるべきことです。

令和元年の私からのブログ更新はこれで最後です。お読みいただき、ありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。

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奥地 美涼

都会で働くキャリアウーマンを夢見て東京の大学院に行ったものの、企業に就職することなく、2005年から故郷である鹿児島でフリーランスという形で仕事をしています。地方に住みながらも約7割のお客様は関東の会社です。ライター業からスタートして、今はWeb関連の業務を主に担当しています。仕事に関するご相談は、HPの「実績&お問い合わせ」、あるいはTwitterのDMよりご連絡をください。

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