こんにちは。itty seleciton執行役員の山崎春奈です。
平日日中は会社員としてドイツ系メーカーに勤務しながら、PR会社itty selectionで複業メンバーとしてPRプランナー・PRライターのお仕事を3年つづけています。
2つのお仕事をしていると、寝る間もなく働いているのではないかと思われることもありますが、そんなことはないんです。
本業と複業をバランスよく両立できるかは、より柔軟な時間や働き方を実現する工夫次第。それは、仕事をする時間や場所を自分で決めることが多いフリーランスになったら、ますます大切ですよね。
今回は、本業と複業の両立のポイントとなる時間の使い方・働き方についてお伝えします。
複業で上達したスケジュール管理は、フリーランスになってからも役立つ
複業をすると、本業だけのときに比べて労働時間が倍になったり、休む暇もなく仕事をするというイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、本業だけのときよりも仕事をする時間は増えますが、時間の使い方、仕事の効率化次第で、本業と複業を両立しやすくなるんです。むしろ、私の場合は、本業だけのときに比べて、仕事を効率化することが上手になりました。
たとえば、私は複業をするようになってから、スケジュールをアプリで管理し、本業でオフィスにいる時間、複業の作業時間や納期、遊び・休暇の予定をすべてスケジュールとして組み込んでいます。
複業のPRライターのお仕事では、書くという作業時間が必要になります。そこにかかる時間をスケジュールとしていれることで、納期までに何をいつやれば間にあうのかが逆算しやすくなるんです。
こういった作業時間を自分で把握することは、フリーランスになると、より重要になります。
なぜなら、フリーランスは、どれぐらいの収入を得たいか、そのために何をどれぐらいの量と時間でやる必要があるのか、自分で考えて計画を立てないといけないからです。
複業をしているうちから、自分の仕事の作業時間を把握してスケジュール管理にも活かすことが、フリーランスの仕事内容や仕事量を考えるときにも役立ちますよ。
本業も複業もベストを発揮するためには、睡眠や休暇も大切な予定
本業と複業を両立させるライフスタイルを、よりイメージしていただきやすいように、私の1週間のおおまかな時間配分をお見せしますね。
本業は平日、日中5日間の勤務で、オフィスに出社しています。そのため複業の作業は朝の出社前や帰宅後に短時間でできるものを優先しています。
一方、休日は、複業でしっかり時間をとって作業したいものを予定します。とはいえ、友人とご飯にいったり、旅行にいくという時間も我慢することはほとんどありません。ここ2年ほどは3か月に1回のペースで海外旅行にもいっているんです。
グラフを見ると、睡眠時間をきちんととっていることに気づくかと思います。睡眠や休暇も大事なスケジュールの1つと私は考えています。そうしないと、頭や体が疲れてクリエイティブなお仕事ができなくなってしまいますよね。
とくに私の場合、本業では数字を分析したり、課題解決の方法を見つけるといった左脳を使う仕事が多く、複業ではPRにかかわるお仕事なので、左脳と右脳の両方を使います。頭を切り替えるためにも睡眠・休暇はしっかりとるように心がけています。
本業・複業にかかわらず、お任せいただいたお仕事に自分のベストを発揮するためにも、睡眠や休暇、遊びといったリフレッシュの時間も大事にしてくださいね。
時間や場所を選ぶ複業の体感が、フリーランスの働き方を身近にしてくれる
本業と複業をバランスよく両立するためには、どんな働き方の複業を選ぶかもポイントです。私が複業で所属するitty selectionでのお仕事は、場所や時間の指定なく、PCがあればできる仕事がほとんど。
しかも、私以外のメンバーも複業かフリーランスなので、リモートでのやりとりも多いんです。日本各地さらには海外にいるメンバーもいて、それぞれのタイミングで仕事を進めています。
会社に通って仕事をする本業と、自分で時間や場所を選んで仕事をする複業。それぞれの特徴を活かしながら両立をするのはとても楽しいんです。たとえば、私は本業の会社に通勤する電車のなかで、複業のSNS発信やメッセージチェックなどをしています。
また、海外旅行にいっているときも、飛行機のなかで考えを整理したり、現地で出かける前に少し作業をしたり、遊びながらも仕事をするという働き方も実践するようになりました。
複業をつうじて複数の仕事のバランスを保てるような時間の使い方や働き方を体験することで、時間や場所を自分で選ぶフリーランスの働き方が、より具体的にイメージできるようになりますよ。
(執筆:山崎春奈 / 編集協力:PRライター Hitomi Fukuoka)