こんにちは。itty selection Inc.執行役員の山崎春奈です。
私がPRプランナー・PRライターとして複業をはじめて約3年。いまではフリーランスになれるほどのお仕事依頼をいただいていますが、自分の名前で仕事をする複業で成果をだせる人は、フリーランスにもなりやすいと感じています。
では、複業で活躍する人はどんな人なのでしょう?なにか共通点はあるのでしょうか?今回はそんな疑問にお答えします!
複業で誠実な対応をすることが、フリーランスでのお仕事にもつながる
複業で活躍できると私が思う人は、複業も本業も同じくらい真摯な姿勢でとりくめる人。複業だから手をぬくのではなく、複業であってもベストをつくすことが大切です。
私が複業でお仕事しているPR会社itty selectionでは、複業・フリーランスの人とかかわる機会が多くあります。そのなかでも特に活躍している、お仕事が集まる人は、複業かどうかにかかわらず、誠実な対応ができる人なんです。
納期を守るといった、お仕事をする上での基本やマナーは当然ですが、それだけでありません。私の場合は、こんなことも心がけています。
・メッセージをできるかぎり早く返す
・お礼・謝罪をきちんと言葉で伝える
・対応が難しいときでも「これならできる」ことを提案する
少し意識すれば誰にでもできることかもしれませんが、複業となると気がぬけてしまう人も多いように感じます。お仕事をする相手に、本業か複業かという区別を感じさせないことが、きちんとお仕事をしてくれる人だという安心感につながっていきます。
私は「本当に本業で会社勤めしているの?」と言われることもあるぐらいなんです。そうして信頼を積み重ねて、個人としてお仕事のご依頼をいただくことが増えると、フリーランスになってからもお仕事をお任せいただきやすくなりますよ。
こまめで丁寧なホウレンソウが、信頼していただける人になるポイント
私は複業をするようになってから、これまで以上にホウレンソウをこまめに丁寧にする意識が高まりました。
なぜなら、私が複業でPRプランナー・PRライターのお仕事をしているとき、オンラインでのやりとりが多いからです。また、相手を思いやったやりとりを重視するのは、itty selectionの文化でもあります。
本業で勤める外資系メーカーでも、海外とのオンライン会議やチャットツールでのコミュニケーションを日常的にしています。とはいえ、同じオフィス内で働くメンバーとは対面で話をすることができます。
オンラインだけでやりとりする場合は、お互いの顔を見ながら話すとき以上に、相手に誤解や不快感、不安を与えることのない気配りが大事だと考えています。
言わなくてもわかってくれるだろうと思いこんで連絡を疎かにしてしまうと、相手に伝えたいこと、やってほしいことが正しく伝わらないこともありますよね。
リモートワークや多拠点の働き方が広がっていくなか、対面でお仕事ができなくても、お互いが気持ちよくお仕事をする配慮は、ますます重要になっていきます。丁寧なホウレンソウは、どんな働き方をするとしても、お仕事する相手に信頼いただける人になるポイントなんです。
PR視点をもつことが、お客さまとのよりよい関係につながる
お仕事でかかわる方々と信頼関係を築く力は、どうやって磨くことができるのでしょうか。私は「PR視点」をもつことで磨かれると考えています。
PRは、かかわるすべての企業や人と信頼関係を築き、そのうえで事業発展していくのが基本。自分が相手の立場だったら……という相手目線で考えた発言や行動が大切なんです。
私の場合、itty selectionで複業するなかでPRの本質を学び、体得できました。たとえば、とあるイベントで知り合った方から、キャリアのご相談メッセージをいただいたことがあって。
PR視点をもっていたからこそ、なにか力になれないか、ヒントになることはないかと考え、私ができるかぎりのアドバイスすべてをお伝えしたんです。
すると、「ここまで親身になって答えてもらえるとは思わなかったです!」と感激してくださり、のちに私がイベントを開催したときに参加してくださったことは、いまでも忘れません。
こうした複業での経験をつうじて、損得で物ごとを見るのではなく、自分も含めたかかわる方すべての人にとってのベストをつくすことが習慣になっていきました。
お客さまとのよい関係づくりが、お仕事のご紹介やチャンスをいただくことにつながりますので、フリーランスではさらに大切なことですよね。複業でPR視点を身につけると、フリーランスになってからのお客さまとの関係構築もスムーズにできるようになりますよ!
(執筆:山崎春奈 / 編集協力:PRライター Madoka Maeda)