はじめまして。
ninoya代表の古越です。
このninoyaブログは動線設計からコンテンツまで全て自身が企画・編集しているもので、おかげさまで累計700万PV・SNS上のシェア数は30,000超と、私たちにとって欠かせないコミュニケーションポータルになっています。
広告費は一切かけず、見栄えの良い写真もありませんし、デザインもシンプルです。しかしながら、Web集客のご相談はもとよりこんなお問合せも日々いただきます。
・ninoyaで雇って欲しい
・講演を依頼したい
・取材をしたい
・事業のコラボレーションをしたい
先日は宣伝会議社より依頼を受け「BtoBセミナーの集客」という題目で登壇しました。
メディア掲載実績は100社超。日経新聞や東京MXなどのマス媒体から、日経BP・ダイヤモンドオンライン・現代ビジネス・マイナビニュースなどのWeb媒体までさまざまです。
なぜ、コーポレートサイト一つでこんなことができるのか?
そんな疑問をお持ちの方へお伝えしたいことがあります。
ある、魚屋の話
集客のご相談をいただく際に、よくお伝えしている話があります。
商店街に、ある魚屋がありました。魚屋は路面店の売上が年々落ちており、一念発起でWebから注文を受け付けることにしました。
「サイトをつくるだけではさすがに売れないだろう。」
そう考えた店主は、一生懸命集客用のブログを更新していました。
しかし、いくら書いてもサイトにお客さまは訪れません。もう諦めようかと思ったある日、私たちのもとへ相談にいらっしゃいました。店主のブログを覗いたところ、『新鮮な魚』や『おいしい魚』をうたった記事が頻繁に登場します。
確かに店主が訴えたいことは間違っていません。魚の鮮度や味にたくさんのこだわりをお持ちでしょう。しかし、近所のスーパーではなく、あえてWebで魚を注文するお客さま。この方たちが『新鮮 魚』、『おいしい 魚』といった単語で検索をするでしょうか?
……ご想像の通りそうした検索はしません。
Webで魚を買う人は、商品が新鮮でおいしい魚であることは前提としているからです。その為、『新鮮 魚』『おいしい 魚』という単語では検索をしません。では、どのような単語で検索するのでしょうか?
それは、例えば次のようなことばです。
・『いか 捌き方 簡単』
・『ブリ アラ 洗い方』
・『ししゃも 焦げない 焼き方』
・『魚 冷蔵庫 何分前』
そうです。Webで魚を買う人たちは、何より魚を美味しく食べたいと考えています。その為、どうしたら美味しく食べられるか? その方法について購買の前後で検索をしています。
誰しも自分たちのアピールポイントを正面から書いて伝えようとします。一方、私たちは普段Webでどのような情報を求めているでしょうか。それらはきっと「あなたの知りたいこと」であるはずです。
どのような人が店主のアピールポイントを好ましく思うのか。その人たちはどんな課題(悩み)を抱えているのか。それらを考え記事にすること。これがWebマーケティングの最初の一歩です。
程なく半年。
「検索エンジンからコンスタントに見込み客を集められるようになりました」
店主からそんな連絡がありました。
SNSに悩む魚屋の店主
ある日、店主から別の相談を受けました。
おかげさまで、ずいぶんと検索エンジンから集客できるようになりました。でも、SNSの方からはさっぱり人が来ないんです。
半年前はソーシャルのソの字も知らなかった店主。お客さまからも評判の良い記事を書いている自負があります。SNSから人が訪れないのが不思議だと仰ります。
店主、最近Facebookを始めましたよね。タイムラインを飛び越えてHPやブログに見に行くことはありますか?
「うーん、多くはないですね。0でもありませんが。」
店主、最近ガーデニングに夢中だと奥さまから伺いました。Facebookにガーデニングの記事が流れてきたら欠かさず読みますか?
「全部は読まないですね。こう、ちょっと目に引っかかる感じの記事だけ。」
そうですね。魚に興味を持っている人も同じだと思います。では、タイムラインにこの2つの記事が流れてきたらどちらをクリックしますか?
・ブリのアラの洗い方
・ポイントはアラの洗い方!家庭で再現「港漁師のブリ大根」レシピ
「この2つなら当然後者ですよね。……あっ。」
そうです。SNSは検索と違って、情報の受け取りが受動的なんです。だからタイトルにフックが効いてないと中身が良くても読んでもらえません。記事に当てている画像もとても重要ですね。
「なるほどですね。」
そんなユニークなタイトルと画像であれば、人にも紹介したくなります。もちろん中身が役に立てばこそですが。けれど、いまの店主ならそこは自信があるはずです。
分かると早い店主。
・検索エンジンに向けた記事と、SNSに向けた記事は仕立てが違う
・書くべき内容、伝えたいことに合わせてきちんとターゲットを定める
そう書いたメモを片手に、毎日多くの読者の注目を集めています。
Webで集客するということ
おかげさまで、当社には日ごろよりさまざまなご相談があります。
内容は一見千差万別……に映りますが、先のエピソードと似たこともしばしば。ホームページで、ブログで、自分たちの訴えたいことをそのままに訴える。それではWeb上の集客は困難を極めます。
考えるべきは次の視点です。
・自社の商材のコアな価値はどのようなものか
・その価値は、具体的にどんな顧客に響くのか
・その顧客は、どんな悩み(課題)を持っているのか
・その悩みは、どんなキーワードで検索されるのか
・どのようなコンテンツがSNSで話題になっているのか
このように因数分解し、逆算でコンテンツを設計することが欠かせません。闇雲に記事を作っても見込み客は集まりません。一方、ターゲティングが正しくても良質な記事を重ねなければ成果は出ません。
Web集客でもっとも大切なこと。それは自分たちの魅力をことばにすること。そして、それを好しと思う顧客像の可視化です。
もっとも、それができれば苦労しないという話ですね。そこで当社の出番です。
無料相談のご案内
ここまでお読みいただいた方限定で、45分の無料対面コンサルティング『salon du ninoya』を承っています。
当オフィスにてあらゆるご相談を伺います。そして、その場で改善が明らかなポイントを全てお伝えさせていただきます。ご相談はすべて私、古越が承ります。
※通常の案件のご相談はこちらより承っています。
但し、無料と掲げると問合せを返せないほどご相談が来てしまうので、3つだけ要件を設けています。
<要件>
・ご相談後、すぐに行動に移す気持ちがあること
・ご予約後、日時変更/キャンセルをしないこと
・ご相談当日に「季節の花束」をお持ちいただけること
場所は弊社オフィス(六本木駅徒歩2分)、時間は平日10:00〜19:00にて承ります。ご希望の方は以下よりお申込ください。
なお、時期により1ヶ月ほどお待ちいただいております。先着順ではなく”ご相談内容の具体性”に基づいてお返事しておりますのでご了承ください。