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三味線ガールは海を渡る

三味線のある生活、それは私の生活をどう変えてくれますか?

Writter: 鬼龍院 花枝
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三味線ガールは海を渡る

20代のほぼすべてを三味線の師匠として過ごした鬼龍院花枝さん。時に海を超えて語りに行く三味線が持つ魅力、その真髄をポップな語り口でお届けします。あなたも趣味としての三味線を始めてみませんか?

秋の台風が近づき、一雨ごとに涼しさを感じられるようになってきました。この季節に聴きたい曲は「秋の七草」…分かりやすい鬼龍院花枝です。

ふと考えたことがあります。「私がやっている三味線に、意味や価値はあるのだろうか?」と。

5年も経てば生活の変化に驚くような変化の早い時代です。習い事や娯楽の形もどんどん多様化していく中で、三味線はどこまでその価値を提示できるのでしょうか?

価値は自分で見つけて提示していくしかない

結論として、三味線の”価値”は自分で見つけ、それを根気強く提示していくしかないかと私は思っております。

今現在70代以上の三味線に携わる皆様方は、少なくとも三味線が衰退して消えていく現実を目の当たりにすることはないでしょう。ですが、少なくとも30代以下の三味線に携わる皆様方は、下手をすると三味線が衰退して消えていくという現実を目の当たりにする可能性があります。

三味線が生活の音として聞こえていた時代ははるか遠く、三味線というだけで価値を感じてもらえる時代は終わりを迎えつつあるのではないでしょうか。

そのような時代に三味線に携わることは非常にリスキーな選択かもしれませんが、今だからこそ打てる一手は「価値を見つけて分かりやすい形で提示する」ことだと思うのです。

そもそも私はあまり三味線に価値があると思っていなかった

三味線に仕事として携わっておきながらこのような事を書くのは良くない事かもしれませんが、正直なところ私は三味線にあまり価値を感じていませんでした。

私自身はもちろん三味線が好きで続けていたのですが、世間の知名度はあまり高くありませんし、三味線は娯楽として一般的ではないんだろうなあということは漠然と考えておりました。

ですがそれは私自身が限られた世界しか知らなかった故にそう思っていたということもあります。田舎と都会では人口も違いますし、三味線などの伝統芸能に通じる人の数も違う。大阪や京都、東京などの都市へ行けば当然三味線を必要とされる場面は多く、仕事としての機会を得られるチャンスも多かったのです。

ですがそれでもやはり「三味線や伝統芸能には価値がある!」と強くは思えなかったのです。

三味線そのものに価値があるというよりも経験に価値があるのでは

そんな中、三味線教室を開いたり、ワークショップを開催したり、教育機関への指導を行ったりするうちに、自分なりの答えが少しずつですが見えてきました。

それは、三味線に触れる体験を通じて自分自身が何かしらの感情を揺さぶられたり、挑戦したり、成長したり、何かを感じたりすることに価値があるのではないかということです。

三味線をはじめとする伝統芸能は、知識として知っているだけではあまり役に立つことはないでしょう。ですが、伝統に触れ体験として自身の中に経験として残っていくことで、初めてそれは活かせる知識に変わると思うのです。

今現在の活動から考える三味線の価値

最後に私が行っている三味線の価値を提示したり、そもそもの価値について考えるきっかけを与えてくれるような活動を紹介します。

地元の高校生に三味線を教え、慰問演奏や地域のお祭りに参加してもらうことを7年ほど続けております。最初は三味線の知識も乏しい生徒たちでしたが、徐々に演奏技術を身につけ、地元の民謡を演奏できるまでに成長します。その成果を慰問演奏やイベントなどで披露するのです。

これは高校生たちにとって、三味線が「学校外の社会と繋がるためのツール」として価値を感じられるようになった経験だと思います。

もちろん人によって答えは様々でしょう。私は三味線に携わって行く限り、社会のどこに三味線の価値を感じられる場があるのか、またそれを開拓していける可能性はあるのか…と考え続けていく必要があるのだと思っています。

それが三味線が永く生き残っていくために必要なことではないのか、と私は感じております。

鬼龍院 花枝

鬼龍院 花枝

三味線指導、演奏家。気づけば20代の9割を三味線の指導と演奏に費やし、「三味線を教えている」と自己紹介すれば二度見されることにも慣れてきました。堅苦しさ皆無で三味線の魅力を知ってもらえればと思い、執筆活動もしています。

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