本連載ではこれまで、キーワードの選び方や競合調査、メタ情報の書き方などSEOの基本について解説してきました。本記事では一度立ち止まって、SEOの全体像についてまとめておきましょう。
内部対策と外部対策の違い
SEOには2種類ある!
SEOは、Googleなどの検索エンジンに対する施策のことでした。SEOにはさまざまな方法があるのですが、大まかに分けると、内部対策と外部対策の2つに分けることができます。それぞれどんな対策なのか、順に見ていきましょう。
内部対策とは?
内部対策とは、HPそのものに対策を施すことを言います。HPのページ情報を整えることで、クローラーにHPを見てもらいやすくするのです。
内部対策と一言で言っても、たくさんの方法があります。主なものをリストアップしておきましょう。
主な内部対策
- キーワード選び、競合調査
- タイトル(title)の最適化
- 説明文(description)の設定
- キーワード(keywords)の設定
- 内部リンクの充実
- SNS対策(OGP設定)
- HTMLの整備
ちょっと大変そうですが、ほとんどは本連載で取り上げたものばかりです。連載を見てくださっている方は、内部対策についてバッチリ理解できているんですよ。
*次回の記事では、必ず行っておくべき内部対策についてまとめます。そちらの記事も参考にしてくださいね。
外部対策とは?
一方で外部対策とは、HPへの被リンクを増やすための施策のことです。内部対策に対して、HPの外側(外部サイト)に実施する対策なのでそう呼ばれています。
被リンクを増やすと言っても、やたらに外部リンクを増やせばいいのではありません。ちゃんとコンテンツと関係するページから、適切にリンクをもらうことが大切です。
*外部対策については、次々回の記事で解説します。
内部対策と外部対策のどちらが大事か?
内部対策と外部対策についてご紹介しましたが、大事なのはどちらなのでしょうか?ここからは、その答えに迫っていきたいと思います。
昔は被リンクが乱用されていた
数年前までは、内部対策よりも外部対策の方が重要なSEO対策でした。というのも、外部サイトからの被リンクを大量に稼げば、検索エンジンでの順位を上げることができたのです。コンテンツの質が悪くても、とにかくリンクがたくさんあれば良かったのです。
でも、これってユーザーにとってはあまり嬉しいことではありませんよね?リンクが多いだけの、内容がほとんどないページを見ても何の参考にもならないからです。内容がないなら、まだマシです。内容が間違っていたら、なおさら困ってしまいます。
結論は、どちらも大切
Googleなどの検索エンジンは、こういったことを汲んでコンテンツ重視の傾向に舵を切ってきました。そのため、いまでは内部対策の方が重視されるようになってきているのです。
ただし、外部対策が大事であることに変わりはありません。正しいリンクであれば、それはユーザーのためになりますし、Googleでの検索結果にも効果が期待できるのです。
あとがき
内部対策と外部対策の違いについて解説しました。ページ構成やコンテンツを充実させつつ、SNSや外部サイトからのリンクも得ていく。内部対策も外部対策も、正しく行っていくことが肝要なんです。両者をバランス良く組み合わせて、相乗効果を生み出していきましょう。