前回の記事では、Web広告の一つであるアフィリエイトについて解説しました。費用対効果が高く、掲載できる媒体が豊富というメリットの一方で、アフィリエイト広告で結果を出すにはコツが必要だとも述べました。本記事ではここに話題を絞って、アフィリエイト広告で成果を最大化する方法をご紹介します。
アフィリエイト広告のメリットについては、こちらの記事で解説しています。併せて参考にしていただければと思います。
Web広告全般の解説と料金相場については、下の記事でご紹介しています。
アフィリエイト広告での獲得を最大化する6つの方法
それでは早速、アフィリエイト広告で成果を出すためのポイントをご紹介していきます。
なお、アフィリエイト広告の成果はCPO(注文獲得単価)の数字を見ることで判断できます。CPOが低ければ、少ないコストで注文が得られていることになります。CPOについては、下の記事で解説しています。
ASPを正しく選択する
アフィリエイト広告は、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)を介して媒体へと広告が掲載されます。ASPには複数あるのですが、それぞれ料金や機能、掲載可能なサイト数や種類が異なります。アフィリエイトを実施する時は、このASPを正しく選択するようにしてください。
ASPの最大手はA8.netです。掲載可能なサイトも多く、初期費用や月額費用、ASP手数料も標準的な水準に設定されています。
バリューコマースも、A8.netと並んでASPの大手サービスです。掲載可能なサイトは100万以上と数も多く、バリューコマースを選択している広告主も6,000社を超えています(公式サイトより)。
その他にも、アクセストレードやアフィリエイトB、リンクシェアなどのASPがよく使われています。ASPの選択に迷ったら、まずは最大手のA8.netから試してみるのもいいかもしれません。
アフィリエイトに向いている商品・サービスを選択する
実は、アフィリエイトに向いている商品と、そうではない商品があります。商品によって向き不向きがあるということです。商品やサービスによって、アフィリエイトを使うか使わない判断するようにしましょう。
季節やイベントなどに関係する短期的な商品は、アフィリエイトには向きません。逆に、ターゲットとするユーザー層が広い場合や、BtoCの商品・サービスはアフィリエイトに向いていると言えます。
これは宣伝するアフィリエイター側の気持ちに立つと分かりやすいです。もし自身が商品を宣伝することで収益を得る立場なら、シーズナリティーのある商品よりも長期で安定して売れる商品を紹介したいですよね。
またBtoBはクロージングまで時間がかかるので、BtoCで決済までのスパンが短い商材の方が紹介しやすいでしょう。
成果報酬額を高くする
アフィリエイターに支払われる成果報酬額を高くすることで、アフィリエイターに紹介してもらえる確率がグッと高くなります。アフィリエイターのモチベーションも上がりますし、より訴求力のあるコンテンツが期待できるようになります。
ただし、安易に上げてしまわないように。予算を考えながら、適切な額にすることが大事です。
アフィリエイター向けのキャンペーンを実施する
アフィリエイター向けのキャンペーンを実施することもおすすめです。成果報酬額と同様、アフィリエイター向けの対策ですね。販売数に応じて成果報酬額をアップさせたり、ボーナスを設定してもいいでしょう。
バナーやテキストは複数用意する
アフィリエイト広告では、商品ごとにバナーやテキストを用意します。掲載するサイトやアフィリエイターに自由に選択してもらえるように、バナーやテキストは複数パターン用意するようにしましょう。
LPを改善する
ユーザーがアフィリエイト広告をクリックすると、その商品のLP(ランディングページ)が表示されますよね。このLPが魅力的でないと、どんなにアフィリエイターが頑張っても購入には至りません。広告バナーと同様、LPの改善もしていくようにしてください。
例えば、PCとスマートフォンとで異なるLPを用意する。アフィリエイト経由の特典付きのLPを用意するなどの施策ですね。LP改善については以下の記事でもふれています。
あとがき
アフィリエイト広告で成果を上げるための方法を6つにまとめてご紹介しました。リスティング広告などの他の施策と組み合わせて、成果を最大化していっていただければと思います。