朝のご挨拶

資金を集めて街から帰る

ある朝目が覚めて、自分の口座にたくさんの現金が入っている。なんてことはもちろん起こりませんが、法人口座だとそういう瞬間があるのにびっくりします。

前に書いた「資金を集めに街へ出る」の続きです。

 

どの社長も思うのでしょうが、社長って同じ話を何度も何度も人にします。資金調達はもちろん、営業で、採用で、社内で。

言ってる本人は耳にタコどころではありませんが、想いを込めて伝えます。うちはこんな会社です。こんな事業をしていて、先々にこんな夢を見ています。

 

おかげさまで一定の資金を得ることができました。Facebookのコメント欄におめでとうツリーが並ぶエクイティではなく、下町のおじちゃんよろしくデットなファイナンスです。

「はよ、うち卒業して、会うのこれっきりくらいの勢いでがんばってね」とは担当者の言葉。

 

昨今、お金を集めるとなんだか「おめでとう」って言われる節がありますが、個人的にはとんでもないなあって思ってます。

付託された信用に色を付けてお返しすること。身の引き締まる思いこそあれ、何一つ気を緩めるものはありません。

 

少しずつ会社が自分のものだけではなくなって、いろんな人の夢が乗って、さながら舟のようです。舵取りを間違えないよう、今日も前へ。

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古越 幸太

「もともと何されてたんですか?」→「公務員保育士です」で、初対面の方でも5分は話せるのですが、次に続く鉄板の雑談ネタがないのがここ10年来の悩みです。

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