こんにちは!鬼龍院花枝です。
前回の記事では、オーランド日本祭りで三味線を演奏した話を書きました。
今回は、ディズニー社員のタレントショー”Night Of Stars”にて三味線と現代日本舞踊のコラボレーションを披露した出来事にフォーカスを当てて紹介します。
年に2回開催されるディズニー社員のタレントショー
「ディズニー社員のタレントショー?」
「なんかものすごくハードルが高そう…」
そう思われるかもしれません。
ご存知の通り、ウォルト・ディズニー社は世界トップと言っても過言ではないクラスのエンターテインメントの大企業です。
このNight Of Starsに参加できるの条件は二つだけ…
- ディズニーワールドで働いていること
- 情熱があって、スターになりたい人
これだけです!
挑戦してみたかったファイナリストの23枠
出演者の選考は、100組ほどの中から予選をへて、ファイナリストの23組が選ばれます。
出演するステージは、ディズニーリゾート敷地内にある”House of Blues”という有名なライブハウスです。
私はこの”Night Of Stars”へは、ぜひ参加したいと渡米前から思っていました。
ですが、せっかく出演するならば「一人だけでは出たくない…誰かの力を借りて一緒に舞台を作り上げたい…!」
とも思っていました。
共にステージを作り上げた同期
相棒として一緒にステージに立ってくれたのは、私の同期のAさんでした。
Aさんは日本館のギフトショップ配属。着物などの伝統工芸品を扱うコーナーにおり、渡米前から学んでいた日本の歴史や文化の深い知識を、仕事場でも発揮している女性でした。
予選オーディジョンの舞台構成や内容もAさんと一緒に考え、テーマを「桜」にしました。曲は日本唱歌の「さくらさくら」にボーカロイドの「千本桜」を合わせ、過去と現在を表現することにしました。
Aさんは現代日本舞踊を踊り、私は三味線と歌唱で現代曲を演奏しました。
予選結果はファイナリストとして23組の中に入ることができ、ステージに立つこととなりました。
本番当日、Aさん舞踊では桜吹雪に狐のお面といった小道具をふんだんについ書い、そしてAさんの特技でもある南京玉簾も飛びだしました。
特に衣装にも力を入れていたと思います。前回登場していただいた日本舞踊の先生から、美しい色無地と金の帯を貸していただきました。このように素晴らしい衣装で舞台を踏めたのは、先生のおかげだったと思います。
特別賞や部門別の受賞はなりませんでしたが、「日本代表」の看板を背負った、日本らしい舞台構成だったと思います。
会場の外で
「桜のパフォーマンスの子達だよね?あの舞台はとてもユニークで印象に残っているよ!」
と言ってもらえたことも嬉しかったです。
審査員だったディズニー社員からの依頼
さて、このタレントショーではディズニー社の方が審査員として参加されています。
審査員の一人にディズニー寮のマネージャーさんがおりまして、イベント後に
「君はたしか、寮の多目的室を借りてコンサートを開催していたよね?
そして、今日初めて知ったんだけど、君の仕事は寿司シェフなんだってね?
今度ディズニー社員イベントでぜひ寿司を作ってもらわないと!もちろん、三味線の演奏もおねがいしたいね!」
と言われました。
ある種の社交辞令かと思い、その時は
「もちろんです!その時はぜひお知らせくださいね!」
と笑顔で答えました。
ところが、この受け答えから思いもよらぬ仕事を受けることになるのでした…。
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米国三越CRプログラムについて、ブログに書いています。
「海外ディズニーで働きたい」
「アメリカで働いてみたい」
と思われた方、お読みいただけますと幸いです。