あつまれ! ジモトbot

地方のお店・団体こそTwitterを使うべき5つの理由

初めまして!

Twitterにて本八幡のことを日々ツイートしている本八幡botと申します。

このアカウントを始めて早5年、ありがたいことに今やフォロワーさんも6,500人を超えました。

本八幡は千葉県市川市、東京と千葉の境にある駅の名前です。そう、「駅」なのです。市や街の名前ではないのです。それでもこれだけの人が集まってくれるのです。だって大都会ですからね!!(大喜び)

 

趣味趣向で繋がるSNSであるTwitterにおいては、「千葉あるある」というアカウントや「市川にゅ~す」というアカウントなど特定のテーマについて呟くアカウントが無数に存在します。その中でも本八幡botは、駅周辺のお店やイベント、様々な事柄をTwitterにて取り上げています。

 

今日は本八幡botの経験から、「地方のお店・団体こそTwitterを使うべき5の理由」というテーマでお伝えできたらと思います。

 

なぜTwitterを始めるべきなの?

1.自分たちのことを知ることができる

Twitterはユーザーの率直な声を聞くことのできるSNSです。

 

文字情報よりも画像で魅せるInstagramと違い、テキストベースで豊富な検索が可能であること、また本名での登録が必要なFacebookと違い、ある程度の匿名性が確保され比較的自由に発言しやすいことから、よりフランクで本音に近い投稿を読むことができます。

 

Twitter内でエゴサーチ(自分についての投稿を検索すること)をすると、店頭での会話やアンケートには現れてこなかった意見や感想が書かれていることがあります。グルメサイトに投稿するよりも手軽で、時が経てば流れていくので正直な気持ちが書きやすいのです。

 

地元民によるリアルな声を聞くにはTwitterが最適です。

時には厳しい意見を目にすることもありますが、今まで気付かなかった「お冷に氷が多すぎる」「室温がいつもちょっと暑い」「メニューが分かりにくい」のような今すぐ改善できるもの、「8時からやってくれたら朝ごはん買えるのになぁ」「テーブルが高くて子どもを連れて行きにくい」「自転車を置けるようにして欲しい」など長期的に改善の余地があるヒントが見つかることもあります。

 

そのようなTwitterの特性だけでなく、地元で運営しているお店や団体には有益な状況にあります。それは「地元民同士の繋がりが既にTwitter上にできている」からです。Twitterというサービスが日本において普及して以来、特に若い人達の間では学校の同級生など地元の繋がりが大きいです。都内ではお店に訪れた人のツイートはリプライのない単体のツイートになりやすいですが、「地元」ならその繋がりの特性上会話が発生しやすく、色々な意見を読むことができるからです。

 

2.自分たちのことを知ってもらうことができる

Twitterを含むSNSは、ユーザー同士の双方向のコミュニケーションができるツールです。

 

お店や団体に関する投稿を続けていくことで、検索によって誰かの目に止まりフォローしてもらうことができるようになります。

 

また、地元名でTwitter内を検索して地元民を見つけてフォローしたり、エゴサーチによって見つけた投稿に「いいね」したりしてアカウントを知ってもらうこともできます。「すぐ近くに住んでいるのにここのお店知らなかった!」という声もよく聞きます。通学通勤ルートが道一本違うだけで存在を知られずにいた、というもったいない状況を解消できるのです。ちなみに本八幡botは「本八幡」でよく検索しています。

 

地元民にフォローしてもらうことができたら、彼らのタイムラインに定期的に登場することでより自分たちのことを知って貰うことができるようになります。リツイートによって嬉しい投稿をシェアして、もっと興味を持って貰うこともできます。

 

これは地元のお店でなくてもできることですが、ここで大切なのは発信側でなく「地元民に」届けることができるという点です。

 

Twitterは他のSNSに比べ、コンテンツが軽量で連続投稿に向いています。

そのため満席や売り切れ、臨時休業など「今起こっていること」を簡単に伝えられるのです。

 

イタリア料理を提供する本八幡のとあるカフェでは、「今なら空いています」「今日はこのあと予約で満席です」とTwitterで発信することでお店の状況を伝えています。

 

距離が近いことを活かして、「15分後に4名で入りたいのですが、席の確保ってしてもらえますか?」「ありがとうございます、いいですよ!お待ちしています!」などのやりとりが可能になるのです。

 

3.ファンになってもらえる

Twitterは投稿者の人格が特に強く反映されるSNSです。他のSNSに比べて本音に近い投稿をしやすいので、自然と「中の人」の人柄が見えてくるようになります。

 

パンやスイーツも売っている本八幡の老舗カフェでは、毎日のように「今日は何の日」「今日が誕生日の有名人」をツイートし、焼きあがったパンの画像も添えて朝の時間帯にツイートしています。「普段どんなことを考えているか」や「外からでは見えないお店の内側」を伝えることで地元民との交流がしやすくなり、お店に来てもらうハードルを下げています。

 

猫を飼っている本八幡の八百屋さんのアカウントでは、お店番をする猫の画像に毎日のように200いいねが付いています。この猫に会いたくて定期的にお店へ通う地元民もいるほどです。

 

物理的に距離が近いというのは強力な武器になります。知ってもらった上で、「会いたい!」と思ったらすぐにでも会いに行けるのが地元の強みなのです。

 

こってりラーメンを作る、神社でハンドメイド市を開く、髪をカラフルに染める、コリをほぐす、提供するものが何であれ、「リピーターになってもらうこと」と「それを拡散してもらうこと」は、自分の力だけで知ってもらうことよりも遥かに重要で大切なことです。

 

拡散性に特化したSNSであるTwitterにおいて、この国のどこよりも近くにいる地元民にこそファンになってもらうべきなのです。

 

また地元に店舗などを構えていると、都心から帰宅するフォロワーさんに「いま地元では雨が降っている」「北口のロータリーから先が渋滞している」「3丁目で火災が発生している」など「その土地特有、かつすぐ欲しい情報」をシェアできるという利点もあります。役立つ情報を発信していると、自然と人が集まってくるようになります。

 

※アカウントの性質について

特定の目的を持ったTwitterアカウントには、大きく分けるとフレンドリー性の高いものとカリスマ性の高いものがあります。

フレンドリー性の高いものとは、フォローを返す・返事をする・トピックが豊富など対話に重きを置いているものです。本八幡botはこちらに当たります。

対してカリスマ性の高いものとは、フォローは返さないでおく・一方向の発信・洗練された限定的なトピックでの投稿など、アーティストに近い振る舞いをするものです。

 

かつて本八幡にあった琥珀糖などを提供するカフェは、駅から徒歩15分ほどかかる小さなお店にも関わらず圧倒的な人気で、移転した現在でも9,000フォロワーに支持されています。たまに本八幡に琥珀糖を卸すと即完売するほどのカリスマ性で、強いコンセプトでファンを増やし続けています。

 

「中の人」の性格や運用次第で、アカウントは色々な方向へ成長します。

攻撃性を帯びると炎上することもありますが、大切なのはアカウントの目的を見失わないことです。

 

4.広く伝えることができる

本八幡の有名な洋菓子店が急に翌日閉店することになった夜、本八幡botが閉店について情報をまとめて投稿したものは130リツイート・80いいねでした。拡散性の高い内容だったため珍しくリツイート数のほうが多かったのですが、他の投稿に比べて飛び抜けて数字が大きいという訳でもありませんでした。

 

ところが、閉店セール当日にはTwitter上で確認できる反響よりも遥かに多くの人がお店に並び、「地元にいる母に伝えることができた」「お婆ちゃんのために最後に買うことができた」「お隣さんが買ってきてくれた」とお礼の言葉を非常にたくさん頂きました。

 

地元に住んでいると、昔からの繋がりがたくさんできるものです。

世代が違っても同じ地域に住んでいたり、地域が違っても同じ学校に通っていたり、町内会、サッカークラブ、ボーイスカウト、様々な繋がりに恵まれて生活しています。

 

業態やニュース性などにもよりますが、Twitterで情報を発信すれば、時にはTwitterを使っていない地元民にまで情報を届けられる、ということを教えてくれた出来事でした。

 

5.仲良くなれる

本八幡に新しくサイゼリヤが開店することになったとき、そのお知らせのツイートをすると中高生のフォロワーさんの間で圧倒的な数と勢いでシェアされました。地元アカウントの特性上、本八幡周辺にあるいくつもの学校の生徒さんにフォローされているため多くの喜びの声を頂きました。

 

地元民のTwitter上の繋がりの中に入れて貰うことができれば、新作スイーツのお知らせやキャンペーンの告知などで話題になりやすくなります。「これ食べたい!」の一言だけでも、興味を持ってくれる人の数が一気に増えるのです。

 

Twitterで投稿を続けていると、フォロワーさんだけでなくお店仲間もできてきます。

仲の良いお店ができたらお互いにお店を紹介しあうことができるようになったり、店舗単体での運営だけでなく他のお店と協力した新しいサービスの展開ができることもあります。

 

本八幡のお店アカウントは大抵お互いにフォローし合っています。

たとえロケーションや業態の上で競合に当たるお店同士だとしても敵対することはなく、むしろお互いの商品を使ったコラボを展開しています。(糀料理とハーブティー、カフェとケーキ屋さん、雑貨店とハンドメイド市など)

 

地元民も地元のお店同士が仲良くしていたら嬉しいもので、そこから思わぬ新しい企画が飛び込んでくることもあるのです。

おまけ

これは地元で長く運営されているお店や団体の特権なのですが、地元の古い写真をお持ちなら、問題のない範囲でTwitterにアップしてみることをオススメします。

 

本八幡のお店のツイートでもたまに見られますが、地元の古い写真というのはとても多くの人に喜ばれ、よく拡散されるものです。閉鎖してしまった遊園地、改装される前のビル、再開発で消えてしまった風景など、昔のことを知っていても知らなくても嬉しいものなのです。

 

これは地元民にフォローされている地元アカウントだからこそ効果があるものです。

写真だけでなく、古地図、古新聞、古広告を撮影した画像などでもOKです。お店や地元の歴史を知ってもらう良いきっかけになります。

 

いかがだったでしょうか?Twitterには様々な使い方がありますが、地元で活用すると楽しいものです。

Twitter、いっしょに始めてみませんか?

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本八幡bot

‪本八幡のことをツイートするbot、のつもりが、手動ツイートが楽しくなってしまった本八幡のアカウント。キャッチフレーズは「大都会本八幡」

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