最近、ネットやニュースで話題になったWebサービスの中から、個人的に気になるものをまとめました。2021年7月版です。
『Shodo』『Fanca』『HYDE RUN』『スナックよしこ』の、計4つのサービスをご紹介しております。
Shodo
記事の執筆・レビュー・AI校正が行えるクラウドサービス。
チームでの執筆とレビューに特化し、文章の自動校正機能も搭載。管理を減らして記事に注力できるWebサービスです。
専用ソフトのインストールなどは不要で、執筆はブラウザ上で行うことが可能。基本的な文法はAI校正でチェックしつつ、オンラインでの相互レビューもできます。痒いところに手が届くサービスとして、α版を利用したライターやマーケターからも好評のようです。
Fanca
採用特化の、記事制作代行サービス。
採用における内定承諾率、カルチャーマッチ、早期離職などの悩みをもつ企業向けに記事を執筆。会社の文化や価値観を発信することができます。
採用でありがちなミスマッチを防ぐために、会社の文化や制度を取材し、記事としてまとめてもらえるとのこと。会社を「良く魅せる」のではなく「よ〜く見せること」に注力したサービス。完成した記事は自社メディア以外に、Wantedlyやnoteにも投稿可能です。
HYDE RUN
人気アーティスト・HYDEさんのソロ活動20周年記念アプリ。
HYDEさん全面監修のもとで制作されたゲームアプリ。iOS/Android向けのスマートフォンアプリとしてリリースされました。
次々に現れる障害物を華麗に乗り越えながら疾走する、パルクールアクション。スワイプとフリックのみの簡単操作で遊べます。有名人とスマホアプリのコラボは珍しくありませんが、「アーティスト本人の名前が入った新作アクションゲーム」はなかなかに新しい試みに感じられます。
スナックよしこ
“スナックバーのママ”をテーマにしたAIチャットbot。
「洋服の青山」のホームページ上に突如として現れたスナック。実際にスナックで働く“ママ”たちの会話データを学習しており、相談にのってもらえます。
ページにアクセスし、右下の「よしこに相談」を選択すると、会話がスタート。人間関係や職場環境、将来やモチベーションなど、働き盛りの社会人が直面しがちな悩みを聞いてもらえます。利用は無料。若者向けマーケティング施策の一環として開発されたそうです。
まとめ
以上、『Shodo』『Fanca』『HYDE RUN』『スナックよしこ』の4つのサービスを紹介させていただきました。
特に今回気になったのが、『Fanca』。自分自身の就職活動経験を振り返ってみても、こちらのサービスで指摘されている「ミスマッチ」の問題は当時から存在しており、今なお解消されていないとも聞きます。
採用する側もされる側も、お互いをよく見せようとすることで生まれる、採用のミスマッチ。とはいえ、採用活動における諸々の事情を考慮すると、「ありのままを見せる」のは非現実的だとも感じていました。
そういった考えがあったからこそ、こちらの「よ〜く見せる」というコンセプトはすごく納得感があり、素敵だと思えたんですよね。就職活動に苦労したZ世代の発案で生まれたという話もあり、今後の展開も気になるサービス。ぜひチェックしてみてください。