今年もこの時期がやってまいりました。新年度の始まり?――いいえ、4月馬鹿の日です。エイプリルフールです。
毎年決まって4月1日には、インターネット上の個人ホームページや企業サイトで、ちょっとした「ウソ」や「ネタ」を仕込んで読者を楽しませるような風潮があります。いつから始まったのかは定かではありませんが、近年、その流れに乗っかるサイトは増加傾向にあるような。
数年前まではアニメやゲームのウェブサイトなど、「ネタ」としていじりやすいところで主に楽しまれているようなイメージがなんとなくありました。が、最近は誰もが名前を知るような大手企業でも、同じように「ネタ」を公開・披露し、ちょっとしたお祭りの様相を呈していますね。
今回はそんな「エイプリルフールネタ」の中から、有名どころと、個人的に引っかかったサイトを独断と偏見で10ページ、選んでみました。他にも数多くのサイトで盛り上がっているようなので、気になった方はぜひ調べてみてください。
Googleマップ
毎年、ゲーム要素を取り入れた「ネタ」を仕込んでくることに定評のある、Googleマップ。今年はなんと、リアルのマップ上で『パックマン』をプレイすることが可能になっています。上記スクリーンショットは、渋谷駅前となっています。
恐ろしいことに、しっかりゲームとして遊べる素晴らしい出来。これまで『パックマン』をプレイしたことがない人は、ハマって気づいたら時間が経っていた……なんてことにならないようにご注意!
Google日本語入力
Google Japan Blog: Google 日本語入力チームからの新しいご提案
Google Japan Blogでは「新しい形の日本語入力」として、キーボードどころか手を使わない「Google 日本語入力ピロピロバージョン」を公開しました。
それによると、吐いた息の量をピロピロの長さに変換することにより可視化、文字入力を可能にしているとのこと……って、んなアホな!ピロピロ笛の生産過程がおもしろいですね。はい。
ニコニコ動画/生放送
「もっとも感情を認識できる方式」を用いたコメント音声入力サービス ‐ ニコニコ動画:GINZA
ニコニコ動画では、「もっとも感情を認識できる方式」による新しいコメント音声入力サービスを紹介しています。微妙に、さっきのGoogleと被っていないくもないような。
詳しくは動画を見ていただければ。なにこれワロタ(棒)
講談社コミックプラス
講談社、ドローンによる選書宅配サービス「いかが書店」を今夏から開始
大手出版社の講談社では、ドローン(小型無人飛行機)を利用した選書宅配サービスの発表をしています。でもそのネーミングは、いかがなものだろうか。
選書サービスと言えば、北海道にある「いわた書店」の「1万円選書」が話題になっていました。需要はあるようですし、実際にサービス展開したらいいのに……と思うのは僕だけかしら。ドローンはともかく。
少年ジャンプ+
ジャンプの漫画が無料で読める少年ジャンプ+では、『ドラゴンボール』のフリーザ様が編集長に就任、ホームページを制圧しています。
光栄にお思いなさい… このフリーザ様が編集長を務めるのはジャンプ+が初めてです…! pic.twitter.com/DzIeV0oK8X
— 少年ジャンプ+ (@shonenjump_plus) 2015, 3月 31
Twitterもご覧のとおり。フリーザ様が楽しそうで何よりです。
au
auは、CMでおなじみとなった「三太郎」シリーズがハリウッドで映画化されるとして、ティザーサイトをオープンしています。
変形合体しそうなKIN-TAROを始めとした、設定資料も公開。意外と手が込んでいます。その公開はなんと、2041年。わぁい、楽しみー。
GMOとくとくBB
筋肉ウォッチ新発売~きんにく体操~|プロバイダーならとくとくBB
GMOとくとくBBでは、最新ウェアラブルデバイスとして「筋肉ウォッチ」が発売されることになりました。画面の筋肉率が尋常じゃない。まぶしい。
動画だけでなく、ボイスページまで準備するほどの力の入れよう。努力の方向性が……なんて言っちゃいけませんね。いいぞ、もっとやれ。
クリプトン
「初音ミク」を世に送り出したことで有名なクリプトンでは、社長をボーカロイド化。デモ音源まで用意しており、「あれ?意外とありなんじゃ……」と思わせる出来になっています。
実際のところ、「自分の声をバーチャル化するソフト」って将来的に発売されてもおかしくないんですよね……。手間暇かければ、既に個人でもできるわけですし。わくわく。
Mobage
「Mobage」でおなじみのDeNAでは、自分のスマホを脱毛器化するアプリ「Mudage」を配信しています。何を言っているのかわかりませんが、毛を抜くそうです、はい。
実際にスマホでアクセスすると、無料体験版を使用することが可能となっています。試してみたところ、7,000本以上の毛が抜かれました。訴訟。
Tカード
映画「呪いのTカード」公式サイト | Tサイト[Tポイント/Tカード]
Tポイント/Tカードでは、映画「呪いのTカード」と題したサイトを公開しています。設定が結構おもしろそうなんですが。
予告動画も3分以上という、力の入れ具合。「なんで!?なんでポイントが貯まらないの!?」と言われましても……。
まとめ
ぶっ飛んだものから、実現してもおかしくないようなものまで、「ウソ」はさまざま。個人的には、おもしろそうな「ネタ」に関しては本当に実現するべく、企業さんにはぜひがんばっていただきたいです!(真顔)