最近、新たに公開され話題となったWebサービスの中から、個人的に気になるものをまとめました。2016年2月版です。
「ENjiNE」「スイッチオフィス」「Wantedly Tools」「Vook」の、計4つのサービスをご紹介しております。
ENjiNE
世界初のチケット購入型クラウドファンディング-ENjiNE(エンジン)
Relicが提供する、クラウドファンディングプラットフォーム。
「クラウドファウンディング」と言えば、国内外を問わず多数のサービスが存在していますが、ENjiNEは世界初となる「チケット」購入型サービスとして運営開始。自分が応援するプロジェクトの利用権を友人にプレゼントしたり、オークションに販売したりできます。
2月中旬現在、募集中のプロジェクトを見ると、「プロカメラマンによる公園での家族撮影会」などが人気を集めているようですね。記念撮影の体験ついでに、安い価格で撮影データもいただけるという内容。確かにこういった内容でしたら、友人に「プレゼント」しても喜ばれそうです。
スイッチオフィス
スイッチオフィス | 居抜きオフィス移転で原状回復費・内装構築費を削減!
「居抜き」でのオフィス移転をサポートするサービス。
入居時にどうしてもコストがかかる内装構築費と、退去時の大きな出費となる原状回復費。いずれもを安く抑えるために「安く移転したい!」と「安く退去したい!」をつなげる、マッチングサービスですね。
単につなげるだけでなく、契約・移転までのコーディネートをしっかりとサポートしてくれる点も魅力。「そもそも“居抜き”の移転ってどういうもの? 複雑なのでは?」といった基本的な部分を説明するコラムも掲載されていますので、まずはそちらから勉強してみましょう。
Wantedly Tools
社内ツールを紹介し合う口コミサービス – Wantedly Tools
おなじみのビジネスSNS・Wantedlyが新たにリリースした、口コミサービス。
コミュニケーション、プロジェクト管理、マーケティング、営業、開発、デザインといった項目ごとに、各企業が利用しているサービス・ツールを可視化するもの。既に数多くの企業がレビューを投稿しており、どんな企業がどういったツールを使っているのかがわかるようになっています。
例えば「コミュニケーション」の項目を見ると、SlackやChatworkといったサービスが多くの企業で使われていることを示すデータと同時に、SkypeやMessengerも人気であることがわかりますね。単にツールを比較するに留まらず、企業ごとの比較などもできそうな、興味深いデータを参照できるサービスとなっています。
Vook
動画クリエイターのための制作ノート共有サービス|Vook(β版)
動画クリエイターのための「制作ノート」共有サービス。現在はβ版の提供となっています。
「YouTuber」という単語が一般化したことをはじめとして、ネットコンテンツにおける「動画」の重要度が高まりつつある昨今。「動画クリエイター」に焦点を当て、制作体系や幅広い知識を共有するべく立ち上げたサービスとなっています。
既に公開されているコンテンツを見ると、動画制作における具体的な技術やツールの比較といった実践的な技術の話はもちろん、基本的な知識面での解説や撮影のノウハウなど、かなり幅広い話題を取り扱うべくコンテンツ制作に励んでいることがわかります。現在、ノートを執筆するクリエイターも募集中。
まとめ
今回ご紹介しましたサービスはいずれも、それ自体は真新しいものではないようにも見えます。クラウドファウンディングにオフィス仲介、口コミサービスに情報サイト。どれも今や珍しくないWebサービスですね。
ですが具体的な内容を見ると、どのサービスもターゲットがはっきりとしていますし、今までありそうでなかった、しかも「旬」のジャンルに特化したコンテンツを提供するものとなっています。
「動画クリエイター」に注力したVookがわかりやすいですね。既にその筋に携わっている人はもちろん、これから学んでいこうという人にとっても嬉しいサービスとなっていると言えるのではないでしょうか。それまで見えなかった部分を可視化した、Wantedly Toolsも気になります。
どのWebサービスもまだ始まったばかりですので、今後の展開に期待、ですね!