本連載では、Web集客の仕組みやポイントについてわかりやすく解説していきます。初回となる今回の記事では、Web集客の4つのパターンについて、その概要をご紹介します。

Web集客の仕組みについてはこちらの記事でも解説しています。併せてご覧くださいね。

Web集客が必要な理由

ご存じの通り、HPやオンラインショップ、ブログなどのWeb媒体が担う役割は日に日に増してきています。その一方で、HPやインターネットに対する大きな誤解が蔓延していることも事実です。それは、HPを立ち上げれば自然と成果が出る、という間違い。

HPやECサイトは、つくるだけでは足りないのです。見てもらうための対策が必要、ということ。それが、本連載がテーマにしているWeb集客です。Web集客にはさまざまな方法があるのですが、大きく分けると4つのパターンがあります。

次回からは、この4つのパターンの特徴や仕組み、方法についてかみ砕いてご説明していきます。今回はそのための準備として、4つのパターンの概要を、簡単にご紹介しておきましょう。

Web集客の4つの仕組み

SEO

みなさんはスマホをお持ちでしょうか？ガラケーの方もいるでしょうが、どちらの場合でもインターネットは使いますよね。何か調べ物があったら、インターネットを使って検索をすると思います。GoogleやYahoo!なんかを使っている人が多いでしょう。

検索をしたあと、何位のリンクをクリックしますか？おそらく、1位や2位などの上位に表示されたページから見ることが多いはず。10位とか20位のページは、あまり見ないかと思います。

せっかくHPをつくっても、検索結果で下の方に表示されていたら集客につながりません。HPを見てもらうためにも、できるだけ検索上位に表示されたいですよね。SEOとは、そのための対策のことです。Googleなどの検索で上位に表示されるための施策、ということですね。

広告

リスティングなどの広告も、Web集客の大きな柱の一つです。ただ、上でご紹介したSEOとは特徴が異なります。それは、効果が出るまでのスピードです。

SEOは検索エンジンからの流入が期待できる対策なのですが、結果が出るまでにはそれなりに時間が必要です。というのも、SEOを行ってからGoogleにチェックしてもらうのには期間が必要ですし、コンテンツを拡充するのも時間がかかることだから。それに対して、広告はスタートしてすぐに結果が得やすいのです。

Web集客での広告では、主に3つの方法があります。「検索エンジン連動型広告」と「コンテンツマッチ型広告」、「アフィリエイト型広告」の3つです。どれも費用はかかるのですが、効果的なWeb集客です。

SNS

TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSから集客する方法です。タイムラインを眺めていて、気になった投稿やシェアがあったらクリックしてページを閲覧しますよね。Web集客では、見込み顧客やファンであるユーザーの目にとまり、クリックして訪問してもらえるような投稿をする必要があります。

Googleで検索をするのと違い、SNSはもっと受動的です。自分で情報を探しに行っているのではなく、流れてきた情報の中から気になった投稿をピックアップしていくかたちなのです。SNSを使ったWeb集客の場合はこの点をおさえる必要があります。アイキャッチやタイトルなどを上手につくって、ユーザーの目にとまるキャッチーな投稿にするのです。

アプリ

4つ目は、アプリを使った集客です。例えば、キュレーション系のアプリからHPへの集客を計ることができます。キュレーションとは、ネット上の記事や写真などの情報を収集、選別して共有することをいいます。

キュレーションのサービスでは、共有機能やコメント機能などが充実したサービスも多いです。そのため、キュレーターの興味を惹くコンテンツがあれば、一気に多くのユーザーに見てもらうことができます。

あとがき

Web集客の4つのパターンについて解説しました。HPの運用では、この4つの方法をうまく使いながら集客をしていくことになります。次回からは早速、その方法について見ていきましょう。最初のテーマは、SEOです。Googleなどの検索結果で上位に表示されれば、大きな集客につながります。