前回の記事では、FacebookやTwitter、InstagramなどSNSの違いについてご紹介しました。それぞれユーザー属性が異なり、マーケティング施策によってSNSを使い分けていく必要があると解説しました。
本記事では、Facebookアカウント(個人ページ)とFacebookページの違いについて解説していきます。Facebookで集客をするなら必ず理解しておきたい内容なので、ぜひ参考にしていただければと思います。
FacebookアカウントとFacebookページの違い
Facebookには2種類のアカウントがあるということをご存じでしょうか?FacebookアカウントとFacebookページの2つです。
Facebookからの集客を考えるときには、この両者の違いをしっかりと理解して使い分けていくことが求められます。それぞれの特徴について順に解説していきましょう。
個人向けの「Facebookアカウント」
まずはFacebookアカウントから。これは言ってみれば、個人用のアカウントのことです。Facebookを使うにはユーザー登録を行いますが、この時に作られるのがFacebookアカウントにあたります。
Facebookアカウントは実名で登録しますし、一人一つしか作ることができません。基本的には、純粋にSNSを楽しむためのものと言うことができます。Facebookアカウントの特徴についてリストアップしておきましょう。
- 実名で登録する。(企業名やサービス名での登録はNG)
- 一人一つしかアカウントが持てない
- 友だちは最大5,000人まで
- Facebook広告は使えない
- アクセス解析(インサイト)は使えない
企業向けの「Facebookページ」
一方で、Facebookでは企業向けのアカウントも作れるようになっています。Facebookページと呼ばれ、企業名やサービス名、ブランド名などでFacebookアカウントを持つことができます。
個人向けのFacebookアカウントとは異なり、Facebookページは集客のために作られていると言えます。製品やサービスをアピールしたり、顧客とのやり取りができるメッセージ機能も使えます。またアクセス解析のできるインサイト機能も、Facebookページなら使うことができます。Facebookページの特徴についてまとめておきましょう。
- 企業名やサービス名で登録する
- 作成できるページ数に上限なし
- いいね!(ファン)の数に上限なし
- Facebookアカウントと友達にはなれない
- Facebook広告が使える
- アクセス解析(インサイト)が使える
- Facebookアカウントで管理する
- 管理者は複数人でもOK
- Googleなどの検索エンジンにもインデックスされる
FacebookアカウントとFacebookページの関係
最後に、FacebookアカウントとFacebookページの関係について確認しておきましょう。
Facebookを集客に使いたいなら、Facebookページを使えばいいことになります。ですが、そのためにはFacebookアカウントが必要なのです。どういうことかと言うと、Facebookページの管理者として、Facebookアカウントを設定するのです。現に、Facebookページを作るときはFacebookアカウントでログインした状態でないと先に進めないようになっています。
Facebookを集客に使うには、まずはそのためのFacebookアカウントを準備しましょう。Facebookページを複数人で管理したい場合は、担当者全員のFacebookアカウントを用意します。次に、管理者となるFacebookアカウントでFacebookページを作成して、他のFacebookアカウントをユーザーとして追加していきます。
FacebookページでのFacebookアカウントの役割Facebookページを管理するユーザーですが、厳密には下のように5つの役割があります。ユーザーごとに、最適な役割にしておくことをオススメします。
- 管理者
- 編集者
- モデレータ
- 広告管理者
- アナリスト
より詳しくは、下のFacebook公式ヘルプをご参照ください。
あとがき
FacebookアカウントとFacebookページの違いや、それぞれの特徴について解説しました。Facebookからの集客は、Facebookページから行います。しかし、そのためにはFacebookアカウントを使いこなす必要もあります。次回からはFacebookでの具体的な集客方法に入っていきますので、本記事で解説した内容はしっかりと頭に入れておいてください。