本連載ではこれまで、SEOとWeb広告、SNSの3つの切り口から集客する方法について見てきました。下の記事で解説したように、Web集客の方法は4つありましたね。
今回のテーマは、その4つ目の方法であるキュレーションアプリです。キュレーションアプリの基本から、各キュレーションアプリの記事掲載アルゴリズムについて解説しています。オウンドメディアやブログなどの運用に役立てていただければと思います。
大幅な流入アップが見込めるキュレーションアプリ
キュレーションアプリとは?
皆さんはキュレーションアプリを使っていますでしょうか?キュレーションアプリとは、ネット上のニュースを選別して表示してくれるアプリのこと。いま話題になっている記事や、ユーザーのためになる記事を見ることができます。
キュレーションアプリを使うと、効率的に情報収集ができますし、ためになる情報を簡単に見つけることができます。従来のニュースとは違うメディアとして、いま最も注目されているサービスの一つです。
キュレーションアプリから集客しよう
キュレーションアプリは、Webからの集客を考える際にとても大切です。というのも、自社の記事がキュレーションアプリに取り上げてられると、そこから大幅なアクセスアップにつながるのです。
冒頭で述べたように、キュレーションアプリはSEO、Web広告、SNSに続く4つ目の集客方法にあたります。
各キュレーションアプリのアルゴリズム
ところで、キュレーションアプリはどのようにして掲載記事を決めているのでしょうか?その仕組みについて知っておくことは、キュレーションアプリからの集客を考える上では非常に大切。ここでは大手のキュレーションアプリである、スマートニュースとグノシーの記事掲載アルゴリズムについて解説します。
スマートニュース
キュレーションアプリとして大人気のスマートニュース。掲載する記事については、どのように決めているのでしょうか?
掲載する記事を決めるためにまず行っているのが、クローリングです。スマートニュースは、ネット上にあげられた無数の記事を日夜自動でチェックしています。これには、SEOの章でも出てきたクローラーと呼ばれるシステムを使っています。
※クローラーについては、下の記事をご覧ください。
次に、チェックした中からスマートニュースに掲載していく記事を決めていきます。これには、アクセスが多い記事やSNSシェアが多い記事が有利になるとされています。
SNSでのシェアについては、FacebookやTwitterがあげられます。スマートニュースの前身であるCrowsnestは、もともとTwitterから話題の情報をピックアップするものでした。そういったこともあり、Twitterは特に重要と言えるでしょう。
その他にも、情報の早さも大切です。最新の内容が書いてある記事の方が、スマートニュースに選んでもらいやすいということです。
なおスマートニュースの記事掲載アルゴリズムについては、下のインタビュー記事にも詳しく書いてあります。
グノシー
グノシーもキュレーションアプリとして有名ですね。こちらは、どうように掲載する記事を決めているのでしょうか?
グノシーもスマートニュースと同じく、SNSを重要視しています。FacebookやTwitterなどのSNSで、どれくらい記事が話題になり拡散されているのか。ユーザー情報と照らし合わせながら、表示する記事を決めていきます。
加えて、グノシーで大事とされるのは「はてなブックマーク」(以降、はてブ)です。はてブとは、気になった記事をブックマークしておくことのできるサービスのこと。
はてブが多くついている記事というのは、ユーザーにとって価値ある情報が載っていることの裏返し。グノシーはこの点に着目して、はてブで注目されている記事をピックアップしているのです。
あとがき
キュレーションアプリの基礎知識やその仕組みについて解説しました。アプリごとに記事掲載の仕組みは異なりますが、コンテンツの質が重要であることには変わりありません。コンテンツの作り方については、下の記事でまとめています。
キュレーションアプリに取り上げてもらうことで、アクセスの大幅アップが見込めます。上手く使いながら、集客につなげていきましょう。
さて、今回の記事でWeb集客の4つの方法について、一通りの解説が終わりました。次回は本連載のまとめとして、一人Web担の仕事やその魅力をご紹介します。