今回取り上げるのは、東南アジア南部に位置するインドネシア。数多くの島々を持つ共和制国家であり、首都はジャワ島のジャカルタ。バリ島をはじめとする観光地も多く、日本にとっても身近な国のひとつとも言えますが、実は世界最大のイスラム人口国でもあります(Wikipediaより)。
そんなインドネシアへは日本からの移住者も少なくなく、ブログを書いている人もちらほらと見受けられる様子。現地での生活や習慣の違いなどがかいま見える、魅力的な5つのブログをご紹介します!
25歳からのインドネシア駐在員日記
“インドネシアのことをインドネシア駐在員の経験から面白可笑しく、ときに真面目に紹介するブログ”(当サイトについてより)。駐在3年目、しんさんが書いているブログです。
「駐在員日記」「インドネシア事情」「インドネシア語」といったカテゴリーで、現地生活の様子を日々記録しています。インドネシアならではの交通事情や生活習慣だけでなく、最新の時事ネタも頻繁に取り上げているのが大きな魅力。現地で暮らす日本人にこそ需要がありそうです。
例えばこちらの記事などは当然「観光」の範疇になく、現地で生活する人、それも「働く」にあたっては意識しておきたい内容だと読めました。ほかにも「ムスリムがお祈り前にお清めする理由」など知る由もなかった生活の知識もあり、読み物としても楽しめるように思います。
JAKARTA★SAORIのブログ
駐在妻として2015年4月からジャカルタで暮らしている、SAORIさんのブログ。日本に住んでいたころからサルサが好きで、現地ではより力を入れてレッスンに励んでいるそうです。
2016年に入ってからは更新頻度が下がってしまっているようですが、その時々に行われるジャカルタ近辺のイベントや季節行事など、生活感あふれる記事はおもしろく読むことができます。記事数は少なめですが、観光・飲食店情報なども。
直接的に参考になりそうな記事としては、こちらのリストなどが挙げられるかと。移住するにあたっての流れや失敗体験なども書かれているため、これからインドネシアへ向かおうと考えている人の為になるのではないでしょうか。
インドネシア居座り日記
2009年からインドネシア・バリ島に移住して生活を続けている、石塚たかおさんのブログ。日々の生活を切り取った「日記」と称するのにぴったりの内容となっており、インドネシアの魅力がダイレクトに伝わってくる素敵なブログです。
現地の詳細な買い物・食べ物事情などは移住者でないとわからない点もありますし、長期滞在を検討している人の参考になるのではないでしょうか。インターネット用のモデムやルーターのレビューも書かれているので、気になる方は必読です。
ご近所の魚市場の様子などは、他の観光情報サイトでは絶対に見られない光景。日本の漁港と似ているようでいて、明らかに異なる漁船の風貌や料理の様子など、“インドネシア感”あふれる写真もたっぷりです。
ジャカルタ生活 ジャカMakuブログ
旦那さんの海外転勤に伴って移住した、Makuさんのブログ。2011年からジャカルタに住んでいて、同じジャカルタ在住の日本人や、これから訪れようという人に向けてブログを書いておられるそうです。
観光・生活・情報ブログというよりかは、個人的な「日記」として楽しめるブログ。その日の出来事や買ったもの、食べたものなどを写真多めで記録しており、現地で暮らすママさんの生活の一端を感じ取れる内容となっています。
こちらは「お米の値上がりがヤバい!」という、日本人ならではの悩みを記した記事。商品の値段の変化などは、そこで長く暮らしていないと実感できませんし、これ以上に“移住者目線”な日記はないように思います。
インドネシアブログ
最後は少し視点を変えて、ビジネス面から。こちらは、Hirotaka Oguraさんのブログ。株式会社アドウェイズの現地駐在社員として、2012年からインドネシアで暮らしているそうです。
仕事柄ゆえか観光情報などはありませんが、インドネシアにおけるネット広告市場の分析や、人気の情報サイトの紹介など、かなり作りこまれた記事が魅力。現地で話題のレストランサイト、旅行サイトなども取り上げられているため、情報を集めるのにも間接的に役立つはずです。
今年に入ってからブログを引っ越したとのことで、まだ新サイトの記事数は少なめ。こちらは日系企業の現地での展開をまとめた最新記事となりますが、読めばなんとなくブログの雰囲気がわかるのではないかと思います。インドネシアでネットビジネスを検討している人におすすめ。
まとめ
以上、インドネシアへ移住した日本人ブロガーさんのサイトを5つ、ご紹介しました。
他の国にも言えることではありますが、宗教が異なれば文化も違い、文化が違えば生活習慣も異なるため、現地で「生活」「労働」する際には、やはり最低限の知識を持ったうえで移り住みたいところ。そんなとき、こういった先人のブログが役に立つのは言うまでもありません。
もちろん、いきなり「移住」というのもハードルが高いですし、まずは「観光」がてら訪れようという人にとっても、これら個人の声は参考になるものです。旅行会社や観光ガイドだけでなく、インターネット上でも情報を探せる現在、これを利用しない点はありませんよね。