最近、新たに公開され話題となったWebサービスの中から、個人的に気になるものをまとめました。2017年7月版です。
「CASH」「Timebank」「pook」「TukuruCloud」の、計4つのサービスをご紹介しております。
CASH
「目の前のアイテムが一瞬でキャッシュに変わる」を謳い文句にした、質屋アプリ。
アイテムの写真を撮ると、自動で査定して現金化。その後は2ヶ月以内にキャッシュを返すか、アイテムを送るかを選択します。「買取」というよりは「質屋」的なそのシステムが注目を集めました。
ただ、公開されるやいなや瞬く間に話題になったこともあり、膨大な数の査定依頼を捌き切ることができずにサービスを一時停止。7月下旬現在も、アプリの配信が停止されたままとなっています。
Timebank
個人の持つ「時間」を売買できる、「時間」の取引所。
専門家は10秒単位で自分の「時間」を販売することができ、ユーザーはそれを購入し、指定された用途で利用することができます。現在は時間発行の申請を受付中で、リリースは秋を予定。
また、購入したけれど使わない「時間」は別のユーザーに売却することも可能なほか、株のように保有し続けることでその人を応援する、「タイムオーナー」となってもOK。今なお話題の「VALU」や、時間やスキルを売買する「TimeTicket」の要素を組み合わせたサービスとも言えますね。
pook
個人間でやり取りする、スキルシェアリングサービス。
仕事を依頼すると、パーソナルトレーニング、家事代行、相談といったスキルを持つランサーが「こういう仕事をしますよ」という形で自身を提案。依頼者はランサーを選択して、仕事を発注することができます。安心かつ手軽に「日常の困った」を解決できる、スキルシェアリングサービス。
現在はベータ版としての運用となっており、スポーツ、相談、家事代行が「依頼できる仕事」として登録されています。カテゴリーは順次追加予定とのことで、手伝い、カメラ、健康、趣味、メイクなどの仕事を依頼できるようになるとのこと。
TukuruCloud
動画制作のコミュニケーションツール – TukuruCloud
動画制作者向けのコミュニケーションサービス。
制作中の動画上に矢印や図形を追加することができるため、直感的に修正点を伝えられるのが魅力。クラウド上でコミュニケーションを完結させられるほか、ストレージサービスも付属しています。
動画メディア運営者をはじめ、動画制作に携わる代理店や、クリエイターにもおすすめのサービス。サイト上では料金体系などは書かれていませんが、資料請求・お問い合わせフォームが用意されていますので、気になる方はそちらからどうぞ。
まとめ
以上、「CASH」「Timebank」「pook」「TukuruCloud」の4つのサービスを紹介させていただきました。
最大瞬間風速的に盛り上がった「CASH」があった一方で、「Timebank」や「pook」など、スキルシェアリング系のサービスが新たに続々と登場している印象もありますね。類似のサービスは数年前からいくつも展開されていますが、それぞれに独自色が感じられて興味深くもあります。
徐々に広がりつつある「VALU」のようなサービスもありますが、今回ご紹介したものも含めて、どれもまだベータ版だったりと試行錯誤の最中の様子。これからどのように広がり、どういったユーザー層から評価されるようになるのか、今後の動きにも注目です。