仕事依頼のご相談を受けたとき、以前の私はカレンダーを見ながら、こことここに大きな締め切りがあって、この週は忙しそうだから難しそうだけど、翌週なら大丈夫かな……といった感じで考えて、お受けできる、お受けできないというのを判断していました。
要するに、長年の経験を頼りにした勘の部分が大きかったのです。
大きく勘が外れることはなく、多少外れても仕事の時間を増やすことで対処できていました。
特に誰かに迷惑をかけたということもなかったですし、性格的にもこれぐらいアバウトな方が自分には合うと思っていました。
ところが、今年度は面白そうな仕事に声を掛けてもらうことが増えたものの、時間的に厳しく諦めることが多く、何とかならないのかなと思い、スケジュールの管理方法を少し見直したところ、勘はダメだなと実感しました。
カレンダーへの予約は、分かった時点ですぐに
スケジュールの管理方法の基本は、以下の記事で書いた通り。
変えたのは、カレンダーへの予約のタイミング。
定期業務は基本的に曜日と時間を固定して作業しているので、自動で入力されるように設定しています。そして必要があれば、その都度調整。
単発であったり、定期業務であっても固定化することが難しい業務については、分かった時点で作業の見込みを立て、実施する日時を決めていきます。
ここが大きな変更点です。
あくまでも予定なので、変更することも多々ありますが、各業務の時間を見積もり、カレンダーに入力すると、空いている時間が生まれました。自分の予定をきっちりと見える化しておくと、時間の空き状況も分かりますし、予定を動かせば半日休みができるなみたいなことにも気付きやすくなります。
その結果、今年度は、仕事の時間は減ってはいるものの、売上はあまり変わらず。一方でやりたい仕事を受けやすくなり、充実感は増しています。
今は、家事や育児にも時間が必要で、どんなに仕事をしたいと思っても時間は限られています。その中で、やりたい気持ちを大事にして、どうにかできる方法を考えると、自分の課題が見つかり、改善できるんだなと改めて思いました。自分の習慣、当たり前になっていることを疑うこともたまには必要なのかもしれませんね。