最近、新たに公開され話題となったWebサービスの中から、個人的に気になるものをまとめました。2019年12月版です。
『タダ本』『ゼブラック』『Legal Library』『角川文庫・ラノベ読み放題』の、計4つのサービスをご紹介しております。
タダ本
古本を毎月もらえるサブスクリプションサービス。
10万点以上の対象商品の中から、毎月最大50冊の古本を無料で送ってもらえるサービス。商品自体は無料でもらえますが、サービスの利用に月額料金がかかります。
月額250円の「タダ本ライト」なら15冊、月額500円の「タダ本スタンダード」なら50冊の古本を、毎月無料で注文可能。12月上旬にリリースされるやいなや話題となったため、あっという間に会員数が上限に。残念ながら現在は新規受付を停止しています。
ゼブラック
集英社が新たにリリースした電子書店。
ジャンプコミックスをはじめとした、集英社の人気コミックス・ライトノベル・デジタル写真集を配信。単行本だけでなく、1話単位で作品を読める「話読み」形式を採用しています。
「話読み」の対象作品には1話分を読めるチケットが付与されており、チケットを利用して読むことで、23時間後に新しいチケットが配布される仕組み。『ONE PIECE』『約束のネバーランド』『鬼滅の刃』などの人気作品も対象になっており、気になっていた作品を試し読みできます。
Legal Library
法律専門書や官公庁等の資料を検索・閲覧できるサービス。
約10万ページにも及ぶ信頼できる法律専門書や、官公庁等が作成している各種資料をデータベース化。クラウド上で検索し、閲覧できるサービスです。
書籍や資料のタイトルのみならず、本文も含めた全文横断検索が可能。法律専門書を提供している出版社としては、有斐閣・中央経済社・日本加除出版・現代人文社・きんざい・民事法研究会が挙げられています。料金は月額5,200円。リリース記念で1月31日までは無料で利用できます。
角川文庫・ラノベ読み放題
KADOKAWAの電子書店・BOOK☆WALKERが開始した、定額制読み放題サービス。
メディアミックス展開された人気作品も含む、10,000点以上の電子書籍が読み放題。角川文庫やライトノベルを中心としたラインナップとなっています。
映画化・アニメ化された人気作品を丸々1冊読めるのはもちろん、シリーズ全巻が読み放題になっている作品も多数。Chromeなどのウェブブラウザのほか、iOS/Androidアプリでも読めます。200冊弱料金は月額760円で、こちらも1月31日までは無料で利用可能。
まとめ
以上、『タダ本』『ゼブラック』『Legal Library』『角川文庫・ラノベ読み放題』の4つのサービスを紹介させていただきました。
偶然ではありますが、今回はどれも「本」に関連するサービスですね。電子書籍もすっかり普及しきった印象もありますが、他方では、サブスクリプション型の読み放題サービスが2019年も多くリリースされていました。
スマホでマンガを読めるサービスが安定して人気を集めている一方で、今回の『Legal Library』のように専門書に特化したサービスも。はたまた、電子書籍ではなく「古本を届ける」という『タダ本』は、ありそうでなかったサービスとして注目を集めていました。
数多くのサービスがしのぎを削る中で、2020年はどのようなサービスが登場するのか。来年も注視していこうと思います。