最近、新たに公開され話題となったWebサービスの中から、個人的に気になるものをまとめました。2020年3月版です。
『モバイルPASMO』『さきめし』『バタラク』『FACTBASE』の、計4つのサービスをご紹介しております。
モバイルPASMO
おなじみのICカード乗車券「PASMO」のアプリ版。
チャージや定期券購入、店舗での買い物など、基本的な機能を取り揃えた、アプリ版PASMO。Android向けアプリとして、3月18日にリリースされました。
クレジットカードでチャージができるほか、駅に行かなくても定期券が買えるのが嬉しいポイント。Androidの機種によっては、JRのモバイルSuicaと併用することも可能。iPhone向けにリリースされるかどうかは、3月下旬の時点では発表されていません。
さきめし
飲食店に「先払い」して、後日の来店時に食事を楽しめるサービス。
遠方からでも人に食事をごちそうできるアプリ『ごちめし』が、今まさに苦境にある飲食店を応援するべく始めた取り組みです。
アプリ『ごちめし』を起動したら、応援したい飲食店を選択。自分あてに「ごちる(食事を贈る)」ことで飲食代を先払いし、未来の自分に食事をプレゼントできます。新サービスではありませんが、飲食店の応援につながる素敵な取り組みだと感じ、紹介させていただきました。
バタラク
リアルタイムにやり取りができる、3Dアバター遠隔接客システム。
アバターを介したテレワーク接客ができるサービスであり、ディスプレイに映し出された3Dアバターを操作することで、遠く離れた顧客ともリアルタイムでコミュニケーションができます。
利用シーンとしては、店頭での接客、オフィスや飲食店での受付業務、公共交通機関での案内、介護施設での対話などが挙げられています。「アバター」としての業務には「年齢や性別が問題にならない」などのメリットも数多いため、メディアでも注目されているサービスです。
FACTBASE
さまざまなテーマについて話し合える、議論プラットフォーム。
ユーザーが「ディスカッション」として投稿したテーマに対して、他のユーザーは「賛成」「反対」「どちらでもない」のどれかを選択して意見を表明することができます。書き込まれた意見に対してはコメントや反論も可能。
サービス登録の際には試験が設けられており、合格しないとログインできない仕様。ディスカッションを覗いてみると、極端に口が悪い人はおらず、冷静に健全な議論がなされていることがわかります。未登録でも議論を追うことはできますので、試しに覗いてみてはいかがでしょうか。
まとめ
以上、『モバイルPASMO』『さきめし』『バタラク』『FACTBASE』の4つのサービスを紹介させていただきました。
前々から予告されていた『モバイルPASMO』がリリースされたことで、私鉄がよりスムーズかつ便利に利用できるようになったのは嬉しいですね。対応端末がまだ少ないなどの問題もありますが、モバイルSuica同様に定着していってほしいところです。
また、飲食店の問題を解決する『さきめし』の取り組みや、対面でなくても接客やコミュニケーションができる『バタラク』のリリースなど、昨今の情勢を鑑みた動きも目に入るようになってきました。教育系サービスの無償提供や、本や漫画の無料公開も広がっています。
このような生活や仕事の手助けになりそうなサービスは、きっと今後も次々に登場するはず。積極的に情報を集めつつ、翌月以降もご紹介していければと思います。