最近、ネットやニュースで話題になったWebサービスの中から、個人的に気になるものをまとめました。2021年4月版です。
『メザミー』『マンガノ』『タンテキ』『Coe Font STUDIO』の、計4つのサービスをご紹介しております。
メザミー
早起きを手助けしてくれる課金アプリ。
一般的な「目覚ましアプリ」とは異なり、「位置情報」と「課金」の要素によって寝坊を防ごうというサービス。
ユーザーはまず、時間・金額・起床する場所を設定し、クレジットカードを登録。設定した時間までに登録した場所から100m以上離れて位置情報を送信しないと、設定した金額が課金される仕組みになっています。ただ起きるだけでは不十分、というのは画期的ですね。
マンガノ
作者が自由にカスタマイズできるマンガ投稿ツール。
イラスト・商業作品・同人作品などをまとめて整理し、公開・販売できるサービス。ポートフォリオとして活用することもできます。
マンガを公開する手段や場所が多様化しつつある中で、「あらゆる作品を一箇所にまとめ、しかも販売できる」のは嬉しいポイント。無料公開でも広告によってマネタイズできます。ポジティブなコメントだけが届く「やわらかコメント機能」も特徴。
タンテキ
ニュース記事に特化した文章要約AI。
独自の文章解析技術を駆使したAIが、長文記事を自動で要約。最大10,000字を瞬時に要約してまとめてくれます。
まとめる際には「要約率」を30%と50%のどちらかから選ぶことができ、要約後の文章のボリューム調節が可能。現在はβ版として無償提供されています。今後はより高精度な有償版のリリースに向けて、さらに開発を進めていくようです。
Coe Font STUDIO
Web音声合成サービス。
ディープラーニングによって人間の声を再現し、Web上で音声を合成。アクセントやスピードを調整して、作成した音声はダウンロードできます。
最新の音声テクノロジーを用いた「声のフォント」を多くの人に使ってもらうべく、しばらくは無料で全サービスを使えるとのこと。芯の通った声質の「アリアル」と、透き通った声質の「ミリアル」、2つのパターンの音声から選んで合成できます。
まとめ
以上、『メザミー』『マンガノ』『タンテキ』『Coe Font STUDIO』の4つのサービスを紹介させていただきました。
最新の技術を駆使した要約サービスや音声合成サービスも気になるところですが、今月は特にメザミーが注目を集めていたように感じます。
定番も多い「目覚ましアプリ」という競争の激しいジャンルで、「現在位置」+「課金」という独自の仕組みを引っさげてリリースされたサービス。それでいて「目覚ましアプリ」とは名乗っておらず、「朝の時間を有意義に過ごすという体験」を提供する、と名言されているのも素敵ですね。
今回ご紹介した他のサービスは基本無料で使えますので、気になるものがありましたらぜひ試しに使ってみてください。