最近、ネットやニュースで話題になったWebサービスの中から、個人的に気になるものをまとめました。2022年2月版です。
「TOMARIGI」「How far can I go?」「VOICEPEAK」「neco-note」の、計4つのサービスをご紹介しております。
TOMARIGI
SNSトラブルに悩む人のための体験・裁判例共有サイト。
SNSで誹謗中傷をはじめとするトラブルにあった際に、対処法を探したり、匿名で体験を共有したりすることができます。
サイト上に用意されているコンテンツは、主に「裁判例紹介」「トラブル対処法」「みんなの体験談広場」の3つ。SNS上での悩みに対して、まずどうしたらいいのか、他の人はどうしているのか知りたくなったときに、参考になる情報が集約されています。
How far can I go?
ある場所から徒歩○分で行ける範囲を可視化するアプリ。
マップ上で起点とする場所を指定すると、そこから「徒歩○分」で行ける場所をエリアとして可視化してくれます。
時間については、1〜30分まで分刻みで指定することが可能。駅だけでなく好きな場所を指定して「徒歩○分圏内」を表示できるため、引っ越しの際のエリア選びなどで重宝すること間違いなし。個人のエンジニアさんが開発し、無料で公開されています。
(参考:https://zenn.dev/mirumi/articles/how-far-can-i-go)
VOICEPEAK
次世代音声合成入力文字読み上げソフトウェア。
最新のAI音声合成技術を搭載した、入力文字読み上げソフト。文章や言葉をテキストで入力するだけで、簡単に高品質な音声を作成できます。
「読み上げソフト」と聞くとよくある機械音声をイメージする方も多いかもしれませんが、本ソフトの音声は驚くほど流暢。感情パラメータによる喜怒哀楽の表現や、イントネーションやスピードの調整などにも対応しています。7種類の音声を搭載し、商用利用も可能。
neno-note
保護猫を支援できるWebサービス。
保護猫団体が登録した保護猫の中から好きな猫を選んで月額会員になることで、選んだ猫のライブチャットをはじめとする限定コンテンツを楽しめます。
猫のライブチャットでは、「おやつ券」を購入して使うことも可能。アイドルのライブ配信で「投げ銭」をするようなイメージですが、家族を見つけた保護猫も同じように“卒業”していくのだそう。「推し活」をするように保護猫を支援できる、素敵なサービスです。
まとめ
以上、「TOMARIGI」「How far can I go?」「VOICEPEAK」「neco-note」の4つのサービスを紹介させていただきました。
長年にわたってSNSを使っている人にも「TOMARIGI」のようなサービスはありがたい存在ですし、「How far can I go?」も痒いところに手が届くサービス。「neno-note」は身近なライブ配信と保護猫を組み合わせた素敵なアイデアだと感じました。
また、個人的に注目したいのが「VOICEPEAK」。
Webサービスでもアプリでもない「ソフトウェア」ですので、本連載の主旨とは若干異なるかもしれません。ただ、「音声合成」や「読み上げ」の技術はWebサービスやアプリにおいてもアツい分野ということもあり、取り上げることにしました。まだまだ発展の余地がある技術ですし、関連サービスも次々に登場すると考えられます。
そのようなサービスを追いかけつつ、これからもご紹介していきたいところではありますが、本連載は今回で終了となります。2014年から7年以上にわたり、ありがとうございました。
2015年末からは現在の形でWebサービスを紹介するようになり、個人的にも勉強になりました。記事として取り上げることはなくなりますが、今後も気になるサービスやアプリは個人的にチェックしていくつもりです。ご興味のある方は、よかったらTwitterアカウントをフォローしていただけますと幸いです。
インターネットを巡るあなたの旅路が、良きものとなりますよう。また、どこかでお会いできる日を楽しみにしております。