三味線ガールは海を渡る

三味線の値段、演奏に必要な小道具の購入金額とは…?!

先日、地元のはた織り体験でランチョンマットを作ってきました、鬼龍院花枝です。

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今月ドイツへ行きますので、お世話になる方へのお土産にしたいと思います。

三味線を始めたいと思っても、初期投資額は気になるところ!「三味線を買うとどれくらいお金がかかるの…?」と考えられている方もいらっしゃると思います。

今回は三味線にまつわる値段の話に鋭く切り込んで行きたいと思います。

 

 

気になる三味線本体の価格は7~10万円ほど

漠然と「三味線は高い!」というイメージがあっても、実際に値段を聞くのも失礼かしら…?と思う方も多いようです。

そんな方々は、スマホ片手に検索で

「三味線 値段」

と検索しますが、そうしますとずらり!様々な三味線が検索にヒットします。

今はインターネット経由でも三味線が買えるようになりましたが、一昔前は三味線屋さんを仲介しなければ購入は難しかったそうです。

三味線屋さんでの購入、インターネットでの購入、どちらも経験しましたが、大体お稽古用の三味線は7~10万円前後で購入することができます。

お稽古用の三味線は花梨や樫の木で作られたものが殆どです。皮は犬の皮を張っていることが多いですが、十分にお稽古することができます。

 

三味線に必要な付属品、小道具も一緒に買いましょう

三味線を買ったところで喜んでお会計を済ませてはいけません。三味線を演奏するには必要な小道具がありますので、それも一緒に購入しましょう。

まずは「撥」を購入します。これは流派により大きさが変わってきます。お師匠様にご確認の上購入をオススメしますが、大体5千円~8千円ほどで手に入ります。

次に「駒」の購入も。これがないと音が出ません。大抵は舎利駒(しゃりごま)と呼ばれる、牛の骨を削ったものが練習用に使われますが、これは2千円~4千円ほどで手に入ります。津軽三味線の場合は竹の駒を使いますが、これは千円前後で手に入ります。

次に「指すり」。左手の親指と人差し指につける、指サックのようなものです。これは8百円ほどで購入できます。

最後に三味線を固定させる「膝ゴム」ですが、これも数百円~千円ほどで購入できます。買い忘れても大丈夫、滑り止めマットで代用できます。

 

三味線の持ち運びに必須!三味線ケースの種類と相場

次に、三味線を持ち運ぶケースも一緒に購入しましょう。三味線ケースには

  • ショルダータイプ
  • ハードケース
  • 軽量ケース

の三種類があります。
ショルダータイプはギターケースのようなものです。値段は5千円ほどで購入でき、安価なのが嬉しいところです。ですが、三味線をしっかり守ってくれる作りではありませんので、あくまで持ち運び用といったところでしょうか。

ハードケースと軽量ケースは長方形のトランク型で、持ち運びにも保管にも優れています。ハードケースは1万円ほどで、軽量ケースは2万円ほどかかります。

 

トータルで10万円前後!購入前にはお師匠様に確認を!

ちなみに、一言に三味線とはいえ、習いたい流派によって三味線が変わってきます。お師匠様によく確認して購入されるのが良いと思います。

今回の記事で大体必要なものをご紹介いたしましたので、それらの合計金額が三味線を購入するのに必要な金額です。大体9~12万円ほどになったのではないかなと思います。ただ、中古のものを骨董屋さんで買った、譲ってもらった…というラッキーなことがあると、もっと安く抑えられる可能性もあります。

次回は、「三味線の楽器レンタルはいくらぐらいかかるのか…?」をテーマに、レンタル業者の方のご意見も織り交ぜご紹介したいと思います。

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鬼龍院 花枝

三味線指導、演奏家。気づけば20代の9割を三味線の指導と演奏に費やし、「三味線を教えている」と自己紹介すれば二度見されることにも慣れてきました。堅苦しさ皆無で三味線の魅力を知ってもらえればと思い、執筆活動もしています。

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