インターネットを巡る旅

個人でMastodonのインスタンスを立ち上げたユーザーを10人ほどピックアップ

4月中旬頃から、日本国内でもにわかに注目を集めているSNS「Mastodonマストドン)」。誰でも自由にサーバーを運用することが可能なため、次々と新しいインスタンスが立ち上がり、それぞれに独自の文化圏を形成しつつあるように見受けられます。

 

企業が運営するインスタンスとしては、「pawoo.net」(pixiv)や「friends.nico」(ドワンゴ)のほか、「tuner.1242.com」(ニッポン放送)や「don.techfeed.io」(TechFeed)などが登場。まだ数は少ないものの、この流れに続く企業は今後も出てくるのではないでしょうか。

 

それら企業インスタンスが話題になる一方で、同時に賑わいを見せているのが、個人インスタンス。そこで今回は、個人でインスタンスを立ち上げているユーザーと、そのインスタンスをピックアップ。簡単にではありますが、10人ほど紹介させていただきます。

 

ビタワン(@vitaone_

プログラマーのビタワンさんが立ち上げた、「働く人たち」のためのインスタンス。管理人さんご自身は、マンガ『いきのこれ!社畜ちゃん』の原作者でもあります。

(サイト:https://syachiku-chan.com/?page_id=228

 

Hatsuhito UENO(@uehatsu

エンジニアの上野初仁さんが立ち上げた、横浜サーバー。特定地域のインスタンスはほかにもちらほらと現れはじめているようですが、現時点では最大級の地域インスタンスとなっています。

(ブログ:https://uehatsu.info/

 

アオヤギミホコ(@ao8l22

ライターの青柳美帆子さんが立ち上げた、「オタク女子用」インスタンス。“萌え話はもちろん、恋愛、家族、仕事、人間関係など「他SNSでは言いにくい、自分の人生についての本音」を気軽にトゥートできる場所になればいいな”と書かれているように、オタク話をメインにするというよりは、同じ価値観を持つ人同士の集まりとして運営されているようです。

(ブログ:http://ao8l22.hatenablog.com/

 

かなめ@浦議管理人(@kaname_uragi

浦和レッズ情報サイトの管理人でもある、かなめさんが立ち上げたインスタンス。Mastodonではレッズに限らず、サッカー全般の話題を取り扱う「サッカードン」として運営されております。

(サイト:http://www.uragi.com/

 

吉村浩嗣(@hirotsugun

奈良県でWebチームの代表をしている、吉村浩嗣さんが立ち上げたインスタンス。奈良を盛り上げるため、県民以外にも開かれたインスタンスとして「奈良トドン」の運営を開始……したのですが、なぜか「鹿」ばかりが集まるという、なんとも奈良らしい(?)光景が見られる場所になっていました。

(サイト:https://www.involve-in.jp/

 

alarky(@alarky1

エンジニアのalarkyさんが運営するインスタンス。“大阪弁、関西弁推奨のマストドンインスタンス”として、ほかのどのインスタンスよりも関西弁が飛び交う空間となっています。

 

中村カズノリ(@nkmr_kznr

カウンセラーの中村カズノリさんが立ち上げたインスタンス。“中村の、中村による、中村のためのインスタンス”として、「世界最大の中村インスタンス」を謳っています。来たれ、その胸の内に“中村”を秘めし、全国の中村さんよ。

 

あか(@kabuakan

株取引を行うエンジニア、あかさんが立ち上げたインスタンス。株や金融商品などをはじめとする、投資にまつわる話題に特化したインスタンスとして運営されています。

 

Palon(@palon_m

同人音楽サークルを主催する、Palonさんが立ち上げたインスタンス。主にゲーム『東方Project』のファン向けのインスタンスにも見えますが、基本的にはノンジャンルでゆるく運営されているようです。

(サイト:http://rigune.net/

 

TOMOKI++(@tmkw1

ボーカロイドP、TOMOKI++さんが運営するインスタンス。ボーカロイド関連のクリエイターはもちろん、ボーカロイドファンや関連コンテンツの愛好家まで含めた、「ボカロ」にまつわる幅広い層の交流の場となっています。

(ブログ:http://tomoki.work/blog/

 

まとめ

以上、簡単な紹介となってしまい恐縮ではございますが、Mastodonの日本語インスタンスと、その管理人さんを紹介させていただきました。

 

ここでは一部の地域・作品のインスタンスのみ取り上げさせていただきましたが、ほかにも『アイカツ!』ファンのための「kirakiratter.com」、『グランブルーファンタジー』を旅する騎空士のための「mimumedon.com」、北海道のサーバー「mstdn.hokkaido.jp」などなど、数多くのインスタンスが存在しています。

 

なかには年齢制限のあるインスタンスなども登場し、特定の作品ごとの分類のみならず、近い価値観を持った人同士で集まっていることがわかります。サーバーごとに独自の文化と言いますか、独特の「雰囲気」でもって交流されているように見受けられました。

 

今後、どのようなインスタンスが登場し、どういった動きが出てくるのか――これからの展開にも注目していきたいところですね。

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けいろー

フリーライター。ネットカルチャーと共に育ってきたゆとり世代。執筆実績として『HATSUNE MIKU EXPO 2016 Japan Tour』公式パンフレット等。

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