インターネットを巡る旅

情報収集媒体としての「ネット」と「新聞」の特徴・違い

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インターネットが普及したことで、時に「オールドメディア」と表現される機会も増えてきましたが、日々のニュースや出来事を収集するにあたって、テレビや新聞に代表されるマスメディアの影響力には今なお大きいものがあります。

 

その中でも今回は「新聞」にスポットを当て、「ネット」と比較することでその特徴やメリット・デメリットを改めて整理してみようと思います。

 

 

「ネット」の持つ莫大な情報量と双方向性

インターネットの特徴として真っ先に挙げられるのは、圧倒的な情報量。

現在も常に増加を続けているネット上の多種多様なデータは、収まるところを知りません。

 

そしてもうひとつ、「時間と場所を選ばない」点も大きな特徴です。端末とネット環境さえあればいつでも、世界中のどこからでも接続が可能という性質。

 

同時に、情報が伝わる速度についても他の類を見ないものとなっています。

「地震が起きたらTwitterを見る!」という人も少なくないのではないでしょうか。

 

テレビであれば「生放送」が可能ですが、ネットはそれをさらに拡張するもの。映像に限らず、テキストに画像、音声による速報を流すことも可能であり、臨機応変な情報発信をできるという魅力があります。

 

加えて、テレビでは限られた放送局しか配信ができず、しかも番組など決められた枠内で、指定の時間帯にしか放送ができません。その点、ネットでは今や個人による映像配信も容易になり、テレビの持つほとんどの制約を排除した放送が可能です。

 

そして何よりも、ネットならではの「双方向性」が大きい。

 

先ほど取り上げた「個人による映像配信」もそうですが、オンタイムで発信者と受信者が言葉を交わし、情報を互いに交換することができるのもインターネットの大きな特徴です。

 

時間、場所、集団と個人など、情報の送受信において障害となっていた多くの垣根を徹底的に低くし、誰もが平等に情報と触れ合えるようになりました。それが現在、ネットが実現したことであると言えるでしょう。

 

 

「新聞」の持つ、確実性と専門性

では一方で、新聞にはどのような特徴があるのでしょうか。

 

ひとつは、「厳選された情報をまとめている」という点があります。

言い換えれば、新聞に掲載する情報の大半は確実性を持っているということ。

 

もちろん、誤報が全くないなんてこともないでしょうが、記者の綿密な取材によって集められ、それらの情報の事実を検証し、妥当性を確認した上で厳選され、まとめられた情報の質が高くないわけがありません。

 

全てはプロの作業、そして「新聞社」という専門団体によって発信される情報であり、その確実性はインターネット上のそれを遥かに凌駕します。

 

ネット上の情報は全て質が低いとも思いませんが、莫大な質量で溢れかえっている情報から自分の求める最適なものを選びとるのは、非常に難しい。デマや嘘も多く、確かな情報を得るには自ら選別し、真偽を見極める「目」を持っている必要があります。

 

その点、その作業を肩代わりしてくれる新聞社の存在はユーザーとしてありがたいものであり、それが新聞のメリットのひとつでもあると言えます。

 

そしてもうひとつは、新聞ならではの専門性。

 

これは新聞に限らず、テレビやネットなどの他媒体でも見られるものですが、要するに「専門誌」の存在ですね。経済紙、地方紙、業界紙、スポーツ紙、学生新聞など、ある分野に特化した情報をまとめた新聞の存在は、ニッチながら需要があります。

 

ネット上にも専門サイトは多く存在していますが、やはり数が多すぎる。検索し、数を絞り、その中から信頼できるサイトを厳選し、膨大なコンテンツ群から自分の求める情報を探すとなれば、とんでもない労力がかかってきます。

 

そう考えると、新聞で得られる情報はやっぱりお金を払って買っているだけあって、有意義なものが多いように思います。ネットでは、どうしても自分で探し、選ぶしかないので。

 

 

「ネット」と「新聞」は融合する?

以上のように、お互いにメリットもデメリットも持っているネットと新聞ですが、最近は双方の良いところを吸収しようという動きがあるようにも見えます。

 

ネットに関しては、たびたび取り上げてきた「キュレーション」ですね。一部の情報感度の高い一般ユーザーやジャーナリストの人たちが、信頼の置ける質の高い情報を厳選し、再構成した上で発信するような形。

 

 

各種ウェブメディアにおいても、コンテンツの「質」を重視するような動きは随所で現れてきているように感じます。

 

一方、新聞に関しては、自社新聞の「電子版」を配信する動きがあります。既に大多数の新聞社が自社メディアを立ち上げ、運営方針も定まっていますが、やはり名の通った新聞の記事が情報源として紹介されていると、受け手としても安心して読むことができます。

 

また、新聞記者が実名で情報発信をしているようなケースもありますね。新聞に掲載された情報について別の視点から解説したり、誰よりも早く情報をまとめたりと、うまくネットを使いながら、プロならではの情報発信を行なっているようです。

 

ここ数年を見るだけでも、広い意味での「メディア」界隈では大きな動きが続いていますし、おそらく今がちょうど変化の時期なのかもしれません。

 

ネット、新聞、テレビなどメディアの形は様々ありますが、そのどれもが時代に合わせた情報発信をするべく、試行錯誤を続けています。

 

ユーザーである僕達もその流れに取り残されないよう、情報感度のアンテナを高く張って、日々を過ごす必要があるのではないでしょうか。

けいろー

けいろー

平成元年生まれ。新卒入社した大手メーカーで1年半働いた後、退職。現在、ライターの道を行かんと日々精進。ネット、アニメ、音楽、着物が好き。

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