あなたの隠れ人見知り度は?
突然ですが、人脈づくりに関する以下の設問に、あなたはいくつ当てはまりますか?
□交流会に申し込んではみたものの気後れしてドタキャンしたことがある
□交流会に参加したものの、居たたまれなくなり30分以内に退散したことがある
□仕事の名刺のほか、オリジナルの名刺を持っている
□交流会に参加する前に景気づけに一杯ひっかけていったことがある
□交流会に行くときは「今日のネタ」を仕込んでいる
□交流会の後、なぜか落ちこむことが多い
□交流会の後、疲れがドッとでてしばらく立ち直れないことがある
□人づきあいに関する本を3冊以上読んだことがある
□コミュニケーション能力を高めるためのセミナーに自費で参加したことがある
□人脈づくりのノウハウ本を読んで実践してみたが、やればやるほど空しくなった
□印象を残すには自己PRが大切だと思う
□友人知人から「人見知りしないでしょう?」と言われることが多い
□自分を成長させるために、人脈を広げることは必要である
□交流会で頑張って名刺交換しているわりには次につながっていない
□自分は小心者だと思う
□初対面でも自然体でいられる人に憧れる
いかがでしたでしょうか?
5個以上当てはまった!という方、もしかすると「隠れ人見知り」かもしれません。
真正人見知りと仮性人見知り
「あなたは人見知りですか?」と聞かれたら、恐らく多くの人が「はい」と答えるでしょう。とあるデータによれば、日本の社会人の75%が人見知りだと言います。
しかし、「俺って(私って)人見知りだからさ~」と言える人は、さほど困っていないように思います。だって、このタイプの方々は人見知りだと公言することで、周りに「大目に見てよね」「サポートしてよね」と伏線を敷いているので、たとえ交流会に行ったとしてもある意味自然体でいられるわけです。そもそもこのタイプには「無理して交流会に行く必要なし」と思っている方も少なくありません。
本当に困っているのは、実は人見知りであることを隠している人。つまり、「隠れ人見知り」さんです。カッコつけで、いい人、デキる人と思われたいので、人知れず自己PRを特訓したり、「面白い人」と思われなきゃとネタを仕込んだりと日夜自分の中の人見知りと戦っています。その葛藤は外からは見えないので「人見知りしないよね~」などと言われます。
そんなにつらいなら行かなきゃいいのに、それでも人とのつながりなしには生きてはいけないし、出会い次第で人生が変わると信じているからこそ、今日も自分を奮い立たせて知らない人ばかりの交流会へと向かいます。なんと健気ではありませんか。
ちなみに、これ、全部私のことです。前述の設問もすべて私の実体験。ですから、当てはまった数が多ければ多いほど、「隠れ人見知り度」は高いと言えましょう。
瞬時に好印象を残せる「いいな愛」
元人見知り芸人のザキヤマこと、アンタッチャブルの山崎氏によれば、「自分がしゃべらなくちゃと思うからしんどい。とにかく相手を褒めまくって、相手が話出したら、あとは聞いていればいい」と提案しています。
これは本当に有効な方法だと思います。私自身、仕事柄、インタビューをすることが多いのですが、一通りお話聞いた後に、「今日は楽しかった~!近々ご飯行きましょうよ」なんてお誘いいただくことが少なくありません。私、何もしゃべっていないのに、なぜか好きになってもらえます(笑)。このことから、人は話すことは気持ちいいんだな、と学びました。
とはいえ、人見知りさんは初対面の人に話しかける段階で挫けているかもしれません。そこで、新刊『人見知りでも「人脈が広がる」ささやかな習慣』でご紹介している「初対面で瞬時に関係を築く3ステップ」をご紹介しましょう。キーワードは「いいな愛」。いい(第“一”声)、な(“な”まえ)、あい(“あい”づち)です^^
ステップ1:第一声は「開く質問」で
閉じる質問とは「はい」「いいえ」で終わるもの。開く質問とはその逆で、話が展開しやすい質問のことです。たとえば「人が多いですね」なんて声をかけてしまえば「そうですね」で話は終わって気まずい雰囲気に・・・。私が常用しているのは「どちらからいらしたんですか?」という質問。ついさっきまでいた場所をお答えになる方もいらっしゃれば、会社名をお答えになる方、主宰者との関係を話し始める方など、相手の捉え方によって回答がバラエティに富むので、次につなげやすくておススメです。
ステップ2:名刺交換をした直後から名前でお呼びする
名前で呼ばれると相手に好感を持ちやすいという研究結果があるのはご存知でしょうか?お名刺をいただいたら、「○○さんとお読みするんですか?」と読み方を確認。質問の際は「○○さんは~」と意識的にお名前をお呼びしましょう。
ステップ3:「ア行」で相槌をうつ
どんなに真剣に話を聞いていても、無反応では相手は「この話に興味ないな」と感じます。イメージはアイドルの親衛隊。相手を応援するつもりで話に合わせて積極的に相槌をうちましょう。その際、ア行で相槌を打つのが好印象。「あ!それはおもしろそうですね」「いいですね~」「うわ~!素敵ですね」「えっ?そうなんですか?」「お~。素晴らしいです」といった具合です。これがハ行になると、「はあ」「ふ~ん」「へえ」「ほう」となります。なんだか感じが悪いですよね。
「隠れ人見知り」さんはマジメで頑張り屋さん。そのままでも十分愛すべきキャラクターではあるわけですが、ほんのちょっとだけ頑張る方向を変えるだけで、人脈づくりは劇的にラク~になり、結果にも結びつくことを私自身が経験してきました。
人づきあいに緊張感があった私が、超自然体でいられるようになった学びを詰め込んだ一冊、『人見知りでも「人脈が広がる」ささやかな習慣』。
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