内部対策は取り組むハードルも高くはありませんし、ほとんどコストがかかりません。地道に取り組むことで、着実に成果も期待できます。中小企業のHP運営では、ぜひとも内部対策に力を入れて取り組みたいところです。
本記事では、内部対策の必須項目を7つにまとめてご紹介しています。各項目の参考記事についても取り上げているので、実際に内部対策に取り組む際の参考にしていただければと思います。
記事の後半では、ダウンロード可能なチェックリストも掲載しています。こちらのシートもぜひご活用ください。
必ず行っておきたい内部対策チェック項目7つ
キーワードは決まっているか?
内部対策で最も重要になるのが、キーワードです。ホームページのそれぞれのページについて、SEO対策用のキーワードを選ぶようにしましょう。キーワードの個数ですが、1個から3個程度が目安です。
キーワードの選び方については、下の記事を参考にしてください。
キーワードには、大きく分けるとビッグワードとスモールワードがあります。中小企業が取り組むべきは、スモールワードです。詳細は下の記事に書いてありますので、キーワード選びの参考にしてください。
タイトル(title)は魅力的か?
最も大事なのは、ユーザーが思わずクリックするようなタイトルにすること。次のタイトルを見てみてください。(キーワードは「iPhone」、「メールアプリ」です。)
iPhoneで使えるメールアプリについてまとめた
このタイトルでも、記事の内容は十分わかります。ですが、ちょっと淡々としていて寂しい気持ちがします。これをSEOを意識して作り変えたのが、下のタイトルです。
コレは便利!iPhoneで使えるメールアプリ3選
具体的な数字(3選)を入れたのと、前半にキャッチーな文言を入れています。ほとんど変えていないのに、ガラッと印象が変わりましたよね?ちょっとしたことで、ユーザーへのアピール度は大きく変わります。いろいろと工夫して、魅力的なタイトルをつくってください。
タイトル作りのポイントについては、下の記事を参考にしてください。
説明文(description)はページごとに変えているか?
ページの説明文も、とても大事な内部対策の一つです。タイトルやh1タグと同じく、ページごとに固有の内容になっているでしょうか?
またタイトルと同じくキーワードを(前半に)入れつつ、ページ内容をわかりやすく書くようにします。説明文の作り方やdescriptionの設定方法は、下の記事に詳しく記載してあります。
キーワード(keywords)は多すぎないか?
各ページの表すキーワード(keywords)も、設定しておきましょう。titleやdescriptionなどと同じく、各ページ固有のものを2〜3個ほど選ぶようにしてください。多すぎると、ページの個性が薄れてしまうのでSEOにマイナスです。
キーワードの選び方や設定方法については、下記を参考にしてください。
SNS対策をしているか?
SNSでシェアされた時の対策も、怠らないようにしましょう。具体的には、FacebookのOGP設定と、Twitterカードの設定です。SNSでシェアされた時にトップ画像やタイトルを正しく表示できるので、ぜひ設定しておきましょう。
WordPressを使ったOGPの設定やチェック方法については、下の記事でご紹介しています。
FacebookのOGPが正しく設定されているかは、下のページから確認ができます。(Facebookへのログインが必要です)
Twitterカードの確認は、下記よりご確認ください。(Twitterへのログインが必要です)
内部リンクを積極的に使っているか?
HP内のページ間で貼るリンクのことを、内部リンクと言います。この内部リンクを積極的に使うことで、ユーザーはHPを回遊してくれるようになります。内部リンクについては、意識して充実させるようにしましょう。
具体的には、関連記事を表示したり、パンくずリストを設置します。本文から、他の記事へリンクを貼ってもOKです。リンクにサムネイルをつける方法は、下の記事でご紹介しています。
コンテンツは魅力的か?
内部対策のキーとなるのが、コンテンツの質です。ユーザーにとって、魅力的な内容になっているかどうか。ユーザーの反応を見ながら、充実したコンテンツを作っていくようにしてください。
コンテンツの作り方については、下の記事を参考にしてください。
中小企業に強くオススメするのが、スモールワードを使ったロングテールSEOです。
内部対策チェックリストのダウンロード
ここまでお伝えしたチェック内容を一覧のシートにまとめました。ぜひ、日々の業務の中でご活用ください。
あとがき
必ず行っておきたい内部対策の項目についてまとめました。内部対策はすぐに効果の出る施策ではありませんが、中小企業だからこそ大きな価値のある方法です。コツコツと継続していくことで、大企業にも負けないHPに育てていってくださいね。
次回は、SEOのもう一つの施策である外部対策について解説します。