※本記事は #ninoyaTV – 044「問合せフォームをGoogleフォームに置き換えるのは有りor無し!?」をもとに、読みやすく編集を加えた記事です。
亀田:皆さんこんにちは。ninoyaTV司会の亀田です。
古越:古越です。
亀田:本日もよろしくお願いいたします。この番組では、皆さまからお寄せいただいたWebマーケティングに関するご質問にお答えしております。本日もご相談をいただいております。
問合せフォームをGoogleフォームに置き換えるのは有りor無し!?
最近いろんな企業でセミナーやアンケートなどGoogleフォームを使って申込を集めているのを見ます。昔は信頼性に乏しいと感じていましたが、いまではそうでもないのでしょうか? 自分でも簡単に作れそうなので、問合せフォームに利用しようか迷っています。
古越:ありがとうございます。Googleフォーム非常に便利なので、メリットデメリットそれぞれお伝えしてご判断いただければと思います。
ポイント1 無料かつカスタマイズが容易
古越:まず最大のメリットとしては、無料で使えるというところにつきますね。
亀田:無料はすごいですね。
古越:とんでもないことです。フォームを作るのは結構大変ですから。一からコーディングするとそれなりの金額にはなってくるんです。
それに、修正がまた厄介です。納品した後にフォームの修正をよくご相談いただくんですけれども、皆さんもエンジニアや制作会社さんを通じて依頼したときに、意外に費用や日数がかかるという印象を受けられていたと思います。
亀田:でもGoogleなら。
古越:無料で直せちゃうと。
亀田:すごいですね!
古越:次にメリットといえるのは、プルダウンやチェックボックスの項目を変えられるところです。
亀田:プルダウンですか?
古越:はい。▼ボタンが出て、押すと選択肢が出てくる項目のことです。例えば定期的に開催しているセミナーだと、日付を手元で入れ替えたり、常に最新の日時で募集が掛けられるイメージです。
亀田:それは便利ですね。
古越:通常のテキスト項目も、もちろん自由に入れ替えられます。例えばセミナーを開くとき、事前にこの項目を取っておきたいとか、この同意をもらっておきたいとか、そういった追加修正もいつでもできます。
亀田:まさにセミナー向きですね。
古越:あと、条件分岐といって、ある質問にAと答えた人には設問A-1を表示して、Bと答えた人には設問B-2を表示するといった、解答による質問の出し分けもできます。
亀田:そんなこともできるんですかね! かなり凝ったアンケートも作れそうですね。
ポイント2 自動返信メールが届かない
亀田:逆に、Googleフォームのデメリットってありますか?
古越:自動返信メールが届かないことです。
亀田:自動返信って、フォームに申込を入れたときに届く返信のことですか?
古越:そうです! あれを自動返信と言いまして、手元に届くことで「私、ちゃんと申込できた」とお客さまに安心してもらえる材料です。
亀田:確かに、届かないと少し不安ですね。
古越:そうですね。一応、スクリプトを書けば自動返信も出せるんですけど、Googleフォームを使われる方は、そうした処理をしないことを前提にされていると思うので、事実上、自動返信の機能がないんです。
亀田:そうすると、問合せフォームには不向きでしょうか?
古越:企業の問合せフォームなどに使うのは、ちょっと信頼性に欠けるかなとは思います。同様の理由で、注文を受けるのも少し難しいかと思いますね。
亀田:だからセミナー申込やアンケートに使われることが多いんですね。
古越:それはあると思います。
ポイント3 リスト化はできるけどCV解析ができない
亀田:ちなみに、Google制ということで、申込者のリスト化とかもできますか?
古越:いい質問ですね! フォームとExcel(Googleだとスプレッドシート)が直結しているんです。
亀田:直結というと……
古越:はい。フォームに入れた項目が、項目別に行に並んで、申込者の情報が申込単位で列になります。整頓されたリストが勝手にできるという形です。
亀田:それは、どの企業も使いますよね。
古越:便利ですね。リスト化できるというのは非常に便利なので、さっきのデメリットを分かった上で、個人で問合せフォームで使われている方もいらっしゃいます。
亀田:Google Analyticsと連携して、アクセス解析もできますか?
古越:実はそれはできないんですよ。
亀田:え、同じ会社のツールなのにですか!?
古越:何か理由があるのかもしれませんが、現状だとできないんです。
亀田:では、一般的なフォームと同じようにタグを埋め込めばできますか?
古越:それもできません。CVの測定によく使われる申込完了のURLが存在しなかったり、そもそもタグの埋め込み欄も存在しないので、現状CVの件数や経路の分析はできないんです。
亀田:それで、企業の問合せフォームでGoogleフォームが使われる例が少ないんでしょうか。
古越:それもあると思います。「問合せがインスタからしか来ない」というように、絞られた動線であればいいのですが、大体の企業はいろんな経路から相談が来ます。そういったものを分析したいということであれば、Googleフォームだと力及ばずという部分がありますね。
亀田:なるほど。今回も勉強になりました。
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