やさしいWeb集客の話

コンテンツマーケティングにおけるSEOの設計方法

※本記事は #ninoyaTV – 029「コンテンツマーケティングにおけるSEOの設計方法」をもとに、読みやすく編集を加えた記事です。

 

亀田:皆さんこんにちは。ninoyaTV司会の亀田です。

 

古越:古越です。

 

亀田:本日もよろしくお願いします。この番組では、皆さまからお寄せいただいたWebマーケティングに関するご質問にお答えしております。本日もご相談をいただいております。

コンテンツマーケティングにおけるSEOの設計方法

中古車の販売を行っています。広告とは別に、記事コンテンツを通じた集客も行っていく予定です。特に初期のコンテンツ制作やSEOについての考え方を教えてください。

 

古越:コンテンツマーケティングとしてSEOを始める場合に、「記事を書くところから始めない」ということと、「SEOを三角形で考えていく」というところでお話をしていきたいと思います。

 

亀田:正三角形ですか?

 

ポイント1 狙うキーワードをサイトタイトルに内包する

古越:正三角形で。今回中古車ということですが、例えば亀田さんが中古車を販売する会社の社長さんだった場合に、どういうキーワードで上位表示を獲得していきたいと思いつきそうですか。

 

亀田:「東京 中古車販売」とかですか。

 

古越:「東京 中古車販売」いいですね。じゃあそれでサイトのトップページが上に出るように、サイトのタイトル名を「東京の中古車販売ならninoya」と、そういうサイト名をつけたとします。

このページを実際に上位に表示したいというときに、どんな方法がありそうですか。

 

亀田:いろんな人にサイトを紹介してもらいます。

 

古越:被リンク対策ですね。それも一つの方法です。サイトのリリースのタイミングで知り合いの皆さんに声を掛けて、「新しく始まったサイトだよ」と、SNSで紹介をしてもらいます。そうするとFacebookとかTwitterから自分のサイトにリンクが集まるので、上位を狙っていく一つの要素としてはいいですね。

ただ、よっぽどもの珍しくないと最初のリリースの瞬間で終わってしまうので、継続的な対策が必要です。

ポイント2 個別の記事をカテゴリでグルーピングする

古越:では、継続的にやるならどんな方法がありそうですか?

 

亀田:記事を書くとかですか。

 

古越:そうですね。そこに至ってきます。ここで注意が必要なのは、キーワードを狙って上位表示を獲るためにいろんな記事を、何曜日に何本と決めて漫然と書くケースがありますが、これをやるとなかなか効果が出ないんです。ただ書けばいいというものではないので。

では何を書こうかということですが、東京で中古車検索をされる人って、どんな事を探していると思いますか。

 

亀田:メーカーとか型番ですかね。でも、そこまでは決まってないかな。

 

古越:そうですね。たぶんこの型がいいって決まっている方と、ざっくりこのメーカーのこの辺のジャンルがいいみたいな人と、大きく2つのグループがあると思うんですけど、少なくともメーカーで見るというニーズは鉄板で出てくると思います。そのメーカーの中古車を検索している中で、見ていて何か気になることとか出てきそうですか。

 

亀田:やっぱり保証とかメンテナンスは、中古だから気になります。

 

古越:そうですよね。その方面の検索はあると思います。こういった、どういう検索があるかというのは、「キーワードツール」と呼ばれるツールを通じて、「こういうキーワードでこれぐらいの検索ボリュームがある」というのを調べていくんですけど、それをしなくても、中古車の保証、メンテナンスというのは絶対に出てくると思います。

当然一個の記事でメンテナンスの全てを語れないので、例えばメーカー別に書くとか、あるいは車の年式で変わってくるから年次順で書くとか、幾つかのケースでメンテナンスの記事を書きます。

それを書き上げたら、「中古車のメンテナンスについて」というカテゴリーを作って記事を全部束ねてあげるといいです。そうすると、「メンテナンスについて」ということの説明にボリュームができるのと、カテゴリーページがあるので、そこのカテゴリーに行ってくれると、お客さんも読みやすいということですね。

 

亀田:なるほど。カテゴリーで辿れば分かりやすいんですね

 

古越:かつ、そのカテゴリー自体が「中古車 メンテナンス」というキーワードで上位を狙っていける可能性が出てきます。

ポイント3 ユーザーペインを探って市場にフィットさせる

古越:一つの記事で中古車のメンテナンスについての全てを書くことはできないと思うんですよ。でもいろんなメーカーのメンテナンスについて書かれた記事を束ねてあげて、カテゴリーページを作って、かつそのカテゴリーページで、「うちは中古車の保証についてはこういうふうに取り組んでいて、こういう諸条件で頑張っています」と。「それ以外に各メーカーのメンテナンスについて知りたい方はここを見てください」というふうに、説明書と目次がセットになっているカテゴリーページがあると、これって中古車を買う前にお客さんが知りたいメンテナンス情報とイコールになってきますよね。

一つの記事だけでは満たせない需要を、カテゴリーページで満たすことができれば、そこに対して検索の需要が増えてきます。そうすると滞在時間が伸びてきたり、被リンクがついたりするので、結果としてそのカテゴリーページの上位表示が狙っていけます。

カテゴリーページ自体も大事ですけど、肝になってくるのはそこに束ねられている個別記事です。それらがきちんと読まれて、リンクがついているかどうか、滞在時間や直帰率で一定の数字が満たされているかどうか。そういった個別記事の評価があることで、カテゴリーページがさらにギュッと集約して伸びていくといった構図になります。

 

亀田:なるほど。つまりカテゴリーに紐づく個別記事が、ユーザーにとって有益でないといけないということですね。

 

古越:そうです。ただ、良い記事を書こうとしたときに、記事を個別に書いていくと記事ごとで方針が異なってしまい、それを束ねたときの読みやすさがどうしてもブレていってしまいます。

今回、「東京 中古車販売」というキーワードで上位表示を狙いたいのは、サイトのトップページですね。そのキーワードで上位を獲るためには、価格の相場だったりメンテナンスだったり、その他もろもろグループ化してカテゴリーページを作ります。そして、そのカテゴリーページに紐づく個別記事を作って、それぞれの個別記事がきちんと一定の評価を受けることによって、カテゴリーページが上位に上がると。そうすると、そのカテゴリーページを内包しているサイトのTOPの評価が上がるので、最終的にはサイトのトップページが上がってきます。

ただ、サイトのTOPとかカテゴリーTOPってなかなかすぐには上がってこないので、やはり個別記事の評価が重要になってきます。話が循環しているようですが、個別記事が重要だけれども、個別記事から書き始めたら失敗してしまうので、サイトトップを頂点に、カテゴリートップ、個別記事と三角形を組む。最終的にはサイトのトップを上位に出すのが目的なので、そのために必要なカテゴリーを作って、カテゴリーを上に上げるために個別記事を書くというような順番になってきます。

 

亀田:すごくよく分かりました。

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古越 幸太

「もともと何されてたんですか?」→「公務員保育士です」で、初対面の方でも5分は話せるのですが、次に続く鉄板の雑談ネタがないのがここ10年来の悩みです。

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