朝のご挨拶

和食の美味しい方程式

近ごろ、和食をつくるのにはまっている。

何かと飲みに行く機会が増え、一口で「あ、おいしい」と分かるものをずいぶん食べた。その分、そうした料理をつくる興味が減った。もとい薄味が食べたい。

 

例えば1,000円を握ってランチに行く。ラーメン、丼、イタリアン。旨い。でも、出汁の効いた一汁三菜を食べるのはむずかしい。

家でこそ和食をつくるべきだろうか。そんな時、ほぼ日の家庭料理のおおきな世界。に心を打たれた。

 

本棚から引っ張り出すは97年刊行、分とく山野崎洋光氏の「美味しい方程式」である。

「分とく山」野崎洋光が説く 美味しい方程式
野崎 洋光
文化出版局
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いわゆる「大さじ1・小さじ1」の概念を離れ、出汁・醤油・みりんの配分で和食を解く本書は、僕の知る限りもっともバランスのよい指南書だ。

 

鰹と昆布で出汁を取る。

さっとゆでたほうれん草をおひたしに。出汁8:薄口醤油1:酒1の割合はきりっと冴える。酒をみりんに変えれば八方地。八方美人を語源に持つ万能出汁だ。

残った出汁は味噌汁に。赤味噌1:白味噌2でまろやかに。土鍋で炊いたごはんに焼き鮭を合わせれば至福の時間。

 

ああ、またごはんのことばかり考えている。

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古越 幸太

「もともと何されてたんですか?」→「公務員保育士です」で、初対面の方でも5分は話せるのですが、次に続く鉄板の雑談ネタがないのがここ10年来の悩みです。

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