地方でフリーランスとして生きること

フリーランスの失敗からの学び:成功のために必要なプロ意識

こんにちは、鹿児島でフリーランスとして働く奥地です。

先日、待ち合わせまで30分ほど時間に余裕があったので、近くのコインパーキングに車を停め、少しだけお気に入りの花見スポットを歩いてきました。
普段は自宅にこもってばかりですが、こうして外に出るとリフレッシュできていいですね。

 

甲突川の桜

 

さて、今回はフリーランスで仕事を始めて1年ぐらい経ったときに起こしてしまった失敗談とそのときに気付いたプロ意識についてお話します。

 

 

「すごいですね」と褒めたところ……

仕事ができることが嬉しくて仕方がなかった頃。

どんな仕事であっても、自分が役に立てることが、ただただ嬉しかった時期です。

 

大手出版社のアンケート結果を集計する作業を請け負っていました。
エクセルでのクロス集計が必要な業務。
ボリュームもあり、けっこう大変な作業で、チェック担当者に確認してもらってからクライアントさんに納品するという流れでした。

 

当時の私は、一発OKをもらったことがなく、どこかにミスがあるという状況。
そんなときに、自分がチェック担当として参加し、相手の方がノーミスだったので、「すごいですね」と自然の流れでお伝えしたところ……。

 

「すごいのではなく、ミスがないのが当たり前。仕事なのだから、完璧だと自信を持って言えるように準備をしてから提出すべき」といった内容のお返事をいただきました。

 

「やる気があります!!どんな仕事でもやらせてください」そんな気持ちだけで前に走っていた自分が、仕事をする意識に欠けていたことを実感した出来事です。

 

プロ意識を持ち続けるためにやっていること

『プロ意識を持ち続ける』

言うのは簡単ですが、継続していくのは相応の努力が必要だと思います。

 

気を抜くと、弱い自分が出てきて……
言い訳をしたくなるときもあります。
泣きたくなる日もあります。
自分には無理かもしれないと気弱になる日もあります。
他にもいろいろと。

 

でも、それを行動に移してしまっていたら、10年以上仕事を続けてくることはできなかったでしょう。

 

弱い自分を飲み込み、次のようなことを意識して仕事を続けています。

□成果にこだわる
□成長のための努力を惜しまない
□責任を持って最後までやり切る
□困ったときは相談をする
□現状に満足しない
□モチベーションに依存しない
□自分に不相応だと思う仕事は引き受けない

最後の二つは少し分かりにくいので、補足しますね。

「モチベーションに依存しない」とは?

自分は、気持ちのアップダウンが仕事に影響するタイプだという自覚があるので、常に気を使っています。

クライアントさんに喜んでもらったといった嬉しいことも、思うような結果を出せずに凹むといったことも、どちらの場合も仕事に集中できなくなる自分がいました。

 

だから、とにかく平常心で仕事をするにはどうしたらいいかというのを常々考えています。

一番得意な仕事をして集中力を高めてから他の仕事に取り組んだり、自宅を離れてコワーキングスペースなどに行き仕事以外のことは気にならない環境を作ったり、モチベーションが下がるのはどういう状況のときかを知り、予想できるときは早めに対応したり。

ユミリー風水

そして、ユミリー風水の本を愛読しています(^^)v
風水や占いといったことを本気で信じているかというと、そうでもないのですが、こちらの本は気持ちを整えるのに役立っています。

 

例えば3月は「先月までの上昇気流は一旦休止」とあり、4月「公私ともに運気は上々」とありました。

3月は、今はそういう時期なんだなと思いながら過ごし、4月になったらどんな楽しみが待っているんだろうとワクワクしていました。
こういった九星に関する似たような本は、他にもいくつか出版されていますが、一番元気になれるのがユミリー風水です。

「自分に不相応だと思う仕事は引き受けない」とは?

フリーランスという立場だと、いつ仕事がなくなるか分からないという不安は大なり小なりあります。
自分をクライアントさんが選んでくださったというのは、とても嬉しいことなので、役に立ちたいという思いも当然あります。

 

でも、たとえ高額な報酬をご提示いただいても、成果を出すことが難しいと思えば断る勇気も大事だと思います。

営業できる範囲が限られている地方で、長くフリーランスとして仕事を続けていくためには、大切に大切に信頼関係を築き、ご縁を繋げ、広げていく……。
クラウドソーシングが一般的になり、探そうと思えば次のクライアントさんを探せる中でも、自分なりの信念を持ち働いていきたいです。

 

フリーランスこそ怒ってくれる人を大切に

話が戻りますが、フリーランスとして働きたいと考えていらっしゃる方、フリーランスとして仕事を始めたばかりの方に、最初のエピソードで得たもう一つの教訓をお伝えさせてください。

 

フリーランスとして仕事をしていて、自分は頑張っていても、至らない点はあるはずです。

そんなときに前述したように怒ってくれる相手は、本当に貴重です。

 

3年ほど前に、半年ほどご一緒した後、継続とならなかった案件がありました。
「いつもありがとう」と言われただけで、終わってしまい、理由は今も分かりません。
何か大きな失敗をしてしまったといったことも思いつきません。

 

フリーランスという立場は、これが普通。
社員なら部下を育てることに一生懸命になってもらえますが、フリーランスは育てる必要がありません。
期待通りの結果が出せなければ、結果を出せる他の人を探すのです。

 

だから、もし怒ってくれる相手がいたら、お礼を伝え、大切にしていただきたいなと思います。

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奥地 美涼

都会で働くキャリアウーマンを夢見て東京の大学院に行ったものの、企業に就職することなく、2005年から故郷である鹿児島でフリーランスという形で仕事をしています。地方に住みながらも約7割のお客様は関東の会社です。ライター業からスタートして、今はWeb関連の業務を主に担当しています。仕事に関するご相談は、HPの「実績&お問い合わせ」、あるいはTwitterのDMよりご連絡をください。

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