地方でフリーランスとして生きること

フリーランスは子育てと仕事を両立しやすい!? 育児×フリーランサーの現実

地方でフリーランスとして働く奥地です。

フリーランスになって13年以上が過ぎ、周囲のフリーランス仲間にも変化が生まれてきました。私の周りには子育てを理由に会社を退職し、フリーランスになった方が多いのですが、皆さんお子さんが成長。次のステージに進みつつあります。フリーランスとしての仕事を増やされる方、会社員に戻られる方、プライベートを充実される方など、さまざまです。

私はというと、長女が中1になったものの、次女は小4、三女はまだ3歳ですから、日々子育てと仕事に追われています。

今回は、子育てを理由にフリーランスになろうか迷っている方向けに、育児と仕事の両立について書いてみます。

 

 

フリーランサーが子育てと両立できるかは環境作りがカギ

私は、周囲にフリーランスという形で働いていることを積極的には話しませんが、話すと興味を持っていただけることは多いです(積極的に話をしない理由はまた別の機会にお話ししますね)。特に今ほどフリーランスが一般的ではなかった10年以上前は、ママ友から「家で仕事ができるなんて、最高だね」といった反応も多かったです。

とはいえ実際のところは、子育てと仕事を両立できるかどうかは自分でそういう環境を作れるかどうかがカギ。勤務時間も仕事量も自分で決めることができるのがフリーランスですから、子育てと両立できるように環境を作ることができれば、子育てと両立はしやすいと思います。

私自身、この環境を作るという部分は、本当に試行錯誤の連続でした。いや、正確には今も試行錯誤しているので現在進行形ですね。子どもは日々成長しているので、それにあわせて環境を調整する必要性を痛感します。

 

私はどうやって仕事と育児を両立させようとしてきたのか

とても1つの記事内では語れないほどの試行錯誤がありますが、その中から少しだけ私の経験談をお話します。

フリーランスと言っても、環境は人それぞれなので、「こうすれば仕事と育児の両立は上手くいく」と言った正解はありませんが、試行錯誤するときの選択肢の参考になりましたら幸いです。

 

1歳の子どもの面倒をみながら、仕事をするのは無理

長女が生まれたときは、既にフリーランスとして自宅で仕事をしており、子どもの面倒をみながら、仕事も頑張るぞ!と意気込んでいました。

よく眠る子だったということもあり、生後3カ月ぐらいまでは子育てってわりと余裕があるなと思い、早々に仕事復帰。でも大きくなるにつれ、目が離せなくなり、寝なくなり、結果的に昼間に仕事をすることが難しくなり、夜中に仕事をする日々で、私は寝不足に……。

仕事では思ったようなパフォーマンスが出せず、今思い出しても一番辛かった時期です。

子どもが起きている間に仕事をしようとすると、「ママ、こっち向いて」と言わんばかりに私の頬を両手で挟み、強引に振り向かせようとしていました。私は仕事が終わらずイライラ。残業ができる夫が本当にうらやましかったです。

こんな生活は長く続けられないと思い、環境を作ることを初めて意識したのが子どもが1歳になった頃。「自宅で仕事をしているからって、子どもの面倒をみながら仕事ができるわけではない」と気付き、夫の転勤のタイミングで保育園に預けました。長女が1歳3カ月のときです。

保育園に預けたことで、仕事とプライベートのメリハリがつけられるようになりました。子どもと遊ぶときは、全力で遊べるようになり、大きな決断でしたが、保育園にお願いして良かったと思います。

長い保育園生活の中で長女が「保育園に行かない」と言ったこともありましたが、三女を8カ月で保育園に預けるかどうか相談した際には「えーーっ、○○ちゃんだけ保育園に行けないのは可哀そうだよ」という返事でした。保育園はとても楽しい場所だったようです。先生方や友達に感謝ですね。

 

小学生になったら余計に大変!?

長女は小学校にあがると学童(児童クラブ)にも通い始め、私は保育園時代と同じように仕事ができると思っていました。でも、実際は保育園がどれだけ恵まれていたかを知ることになります。平日に開かれるPTAや授業参観、名前書きや日々の生活のフォローなど、こんなにやらなくてはいけないことが多いのか!という気持ちでしたね。

長期休暇も学童に通いましたが、開始時間が遅かったり、3年生になると定員オーバーで学童に通えなくなり自宅で過ごすことが増えたりと、その都度、仕事の調整が必要でした。小学3年生だと自分のことは自分でできますが、夏休みで家にいるのに、私は集中して仕事を……ということもできず、「○時になったら、△△に行こうね。だからそれまで仕事をさせて!」という感じで仕事をしていました。

会社員として働く皆さんも例外ではなく、とても苦労されていたようです。フリーランスの場合、収入は減ってしまいますが、業務量を調整することが可能なので、私は何とか乗り越えたという感じですね。

5年生の冬からは、子どもの希望で塾に通うようになり、送り迎えが増え、それにあわせて仕事の時間を調整しました。会社員だったらバスで通ってもらったと思いますが、私は仕事の時間調整をすることで、送迎ができ、自己満足かもしれませんが、この働き方で良かったと感じられた出来事です。

 

中学生になったら、別の難しさが……

中学生になったら、お願いしても親とはなかなか遊んでくれないので、時間的な面では手がかからなくなりました。送迎も「友達と一緒に行くからいいや!」と断られるようになり、私ができるのは休日の弁当作り程度。一方で、今度はお金がかかってくるようになりました。

思春期ということで、子育てはまた手探りが多くなり、違う難しさも感じます。そんな中で、子どもが家に帰ってきたときに、表情を見れるのが、最近フリーランスで良かったと思うことのひとつです。自分の中学時代を思い出し、きっといろいろと悩みもあるんだろうなと思いながら、表情だけは確認するようにしています。

 

両立を目指す方へのメッセージ!

子どもにはできる限りのことをしてあげたい、そう思っている方は多いと思います。だから仕事との両立、バランスに試行錯誤するのでしょう。私もまだ子育て真っ只中で、日々悩みつつですが、ひとつだけメッセージを送るとしたら……。

人と比べて、できていないことを気にするのではなく、できていることに目を向けると楽になります!

以前、「子どもにお帰りと言えるのがフリーランスの良さ」という考えに対して、親が家にいるのにパソコンから目を離さずに「お帰り」という声だけ返ってきて、一緒に遊べないのが、子どもにとっていいのかどうか、と少し仲間内で議論になったことがありました。

もちろん、家に帰ってきた子どもと一緒におやつを食べ、学校での出来事を聞いてあげたいと思っているフリーランサーは多いと思います。私も同じです。でも納期が迫る中、そんな余裕がない日があるのも事実。仕事も子育ても完璧を求めたら、どこかにひずみが出てきてしまいます。

人と比べて、自分は何ができていない……と責めるのではなく、その時々でできることを精一杯やっていければ、十分なのではないでしょうか。

フリーランスは自由な分、周囲の声が必要以上に気になりがちです。でもそんな声に心が乱されそうになったら、そっと耳をふさぎ、家族の気持ちを一番に環境を作っていくのがいいように思います。

ちなみに私自身は、保育園と学童に加えて、ファミリーサポートセンター、シルバー人材センター、病児保育とあらゆるサポートを得ながら仕事と育児に奮闘中です。家族が大切にしたいことを重視し、あとは周囲に頼ることで日々が成り立っています。

奥地 美涼

奥地 美涼

都会で働くキャリアウーマンを夢見て東京の大学院に行ったものの、企業に就職することなく、2005年から故郷である鹿児島でフリーランスという形で仕事をしています。地方に住みながらも約7割のお客様は関東の会社です。ライター業からスタートして、今はWeb関連の業務を主に担当しています。仕事に関するご相談は、HPの「実績&お問い合わせ」、あるいはTwitterのDMよりご連絡をください。

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