朝のご挨拶

男性保育士による女児の着替えの話

ここ数日Twitterでよく見かける話題です。起点は千葉市長熊谷さんの下記のツイートでしょうか。

 

 

賞賛が集まる一方、女児を持つ親御さんが配慮を求めるのは当然ではという意見も。

 

保育士をしていたころにこの議論を見たら、悲しい気持ちになっただろうなと。でも、あれから十年以上経った今思うのは、見えない人の気持ちをどこまで想像できるか。

 

僕は女児をそんな目で見ない。周りにはもちろん同業にそんな人がいるとも思えない。そう考えるのは簡単です。

でも、そうして思考を止めてしまうと、異を唱える人の言葉があたかも自身の属性に向けられたように感じます。ただ、同姓介助を望むというだけの話でも。

 

 

興味を持ってツイートを追っていたので、これらのフレーズは残念に感じました。男児女児・父親母親誰もが健やかに保育の恩恵に預かる社会的コストは皆で持つものです。ただ、結論は市長の最後のツイートと同じです。

 

 

男性保育士が当たり前の社会になって、同姓介助もごく自然なこと。理想論かもしれないけどそうした社会を目指したい。

自分の目に映らないものに対して「なぜ、彼・彼女らは声を上げているのだろうか」と考える余地を持ちたい。

 

私には見えない。だから知らない。そういうスタンスはきっと、ことのほか誰かを傷つけるものだから。

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古越 幸太

「もともと何されてたんですか?」→「公務員保育士です」で、初対面の方でも5分は話せるのですが、次に続く鉄板の雑談ネタがないのがここ10年来の悩みです。

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