地方でフリーランスとして生きること

長くフリーランスを続けるための一工夫

2005年5月15日に開業届を出し、フリーランスになった奥地です。
それから14年以上の月日が過ぎました。

今、楽しく仕事ができているのは、フリーランスになって10年目頃に一度立ち止まったから。

必死に仕事をしてきた反動が、大きな仕事を終えたタイミングで出たのだと思います。
1年程休みましたが、全くやる気が起きず、復帰したときは、努力しなくても、誰でもできるような、期待されない仕事を探していました(そんな仕事はないわけですが……)。

結局、今の状態になるまでには2年ぐらいはかかったと思います。

それ以来、フリーランスとして長く働き続けるために行っていることがありますので、ご紹介します。

 

自分の心の声を聞くために、自分を意識して知る

フリーランスは、自分を律して計画的に仕事をする能力が確かに必要です。その反面、長く働き続けたいと思ったら、自分と向き合い、心の声をしっかりと聞くことも欠かせません。

でも自分の心の声って、分かるようで分からないのです。だから、私は自分の行動に「なぜ?」と疑問を投げかけることで、知ろうとしています。

例えば、仕事の前にいれる飲み物。

コーヒーなのか、紅茶なのか、緑茶なのか、それ以外なのか……。その日の気分で直感的に決めます。その後に、「なんで、コーヒーなのかな?」と振り返る習慣を作ると、なんとなく自分の傾向が見えてきます。

私の場合は、こんな感じ。

【コーヒー】
やる気がみなぎっている日、戦闘モード
【紅茶】
少し疲れ気味、マイペースに仕事をしたい日
【緑茶】
外の風が恋しい日。お昼はランチへGo!

疲れている日の最優先事項は、睡眠と食事

当たり前なのですが、疲れていると感じたら、休むのがベスト。でも、休める日ばかりではないですね。なので、私は睡眠と食事だけ、優先順位を上げることにしています。

疲れていると感じたら、お昼は外食もしくはコンビニへ。

自分で用意しようと思うと、お昼ご飯を抜いたり、おやつを食べて済ましたりしてしまいがちなので、無理やりにでも食べられるように、基本は外食に行きます。

一人ということもあり、ある程度決まったお店に行くのですが、馴染の店だと会話がつきものですね。

だから人と会って話をする気力もないときはコンビニへ。
外の空気を吸うことで、気分転換になりますし、美味しそうなデザートなども豊富なので、テンションが上がります。デザートは家族の分も買って帰って、夜の楽しみにすることも!

そして夜は、子どもたちと一緒に就寝。21時には寝てしまうので、最大9時間は眠れます。

元気になるまで、こんな生活を続けます。

食事と睡眠に気を付けると、だいたいのことは解決するなと個人的には感じます。

やりたい仕事を増やす

どんな仕事もやりがいがある上に、勉強になることがあり、楽しいです。
一方で、嫌な思いをすることがあるのも仕事。

嫌な気分になったときは、一刻も早く忘れたいのが本音ですが、「なぜ、それが嫌だったのか」自分なりに考えるようにしています。

自問自答してみると、ほとんどの場合が「良い」「悪い」ではなく、「自分に合うか」「合わないか」だけの差なのだと気付きました。そして、自分が仕事で大切にしたいことが見えてきます。

かなり昔の話ですが、ひとつご紹介します。

時給制で原稿の編集をしていたときのことです。

「1本の記事にこんなに時間をかけては困る、長くても○時間ぐらいにしてほしい」と1本目の仕事をしたときに言われました。予算もあることなので、この考え方も理解できます。でも、私には合わなかったのです。

自分が納得できないものを公開するのは、嫌でした。
自己満足かもしれませんが、自分が納得できる仕事がしたい、これが自分なりのこだわりであり、大切にしたいことなのだと改めて感じた出来事です。

仕事の内容以外にも、相手との相性もありますね。
私は、人の好き嫌いがあまりないほうだと思いますが、仕事の進め方が合わない相手というのはいます。そういう方とは、人付き合いは続けても、仕事はあまりご一緒しない方がお互いにとってハッピーです。

予定を減らす・予定は夕方に

私は一人の時間が必要なタイプなので、楽しい予定も毎日だと疲れてしまいます。
だから、友達とのランチなどは極力週1回までと決めています。

また、以前は、一日の中で子どもの病院の付き添いなどがあると、他の時間に集中して仕事ができたのですが、最近は切り替えがうまくいかないことが増えてきました。

だから、朝から仕事をする流れは基本変えずに、夕方に予定を入れるようにしています。仕事の打合せも、私の場合は、夕方の方が一日を有効に使えることが多いです。

人それぞれの部分もあると思いますが、仕事を長く続けたいと思ったら、自分を大切にすることが何より大事なのだと思います。楽しく、仕事を続けていきたいものですね。

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奥地 美涼

都会で働くキャリアウーマンを夢見て東京の大学院に行ったものの、企業に就職することなく、2005年から故郷である鹿児島でフリーランスという形で仕事をしています。地方に住みながらも約7割のお客様は関東の会社です。ライター業からスタートして、今はWeb関連の業務を主に担当しています。仕事に関するご相談は、HPの「実績&お問い合わせ」、あるいはTwitterのDMよりご連絡をください。

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